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思い思いに6月19日を祝うNFLチームたち

2020年06月20日(土) 01:08


NFLロゴ【Aaron M. Sprecher via AP】

南北戦争中の1985年6月19日、北軍がテキサス州ガルベストンに入って戦争の終結を告げ、奴隷制度の廃止を宣言した。この日は奴隷解放の記念日としてアメリカで“Juneteenth(ジューンティーンス)”と呼ばれている。

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルがチームたちにメモを送り、リーグが前進するにあたって、ジューンティーンスを祝日として位置づけると発表、この日はオフィスを休業すると通知した。

「今年、われわれはファミリーとして、またコミュニティーの中で力を合わせ、自分たちのこの社会構造に深く根付いてしまっている人種的な不正と戦っている。そこで、NFLは6月19日(金)を祝日と認定し、リーグオフィスを休業することを決めた」とグッデルは記している。「これはわれわれの過去を振り返る日であるが、もっと重要なこととして、われわれ一人一人が立ち上がり、より良い未来のために結束して活動を続ける方法を考える日でもある」

これに続いて複数のNFLクラブも同様にこの日を祝日に定めると発表した。

現地19日(金)、この日を祝うチームたちがソーシャルメディアにメッセージを投稿している。

【アトランタ・ファルコンズ】
「われわれはジューンティーンスが持つ意味と重要性を認識し、共に前へ進む重要な一歩のために学び続けます」

【ニューヨーク・ジャイアンツ】
「自由を祝して:ニューヨーク・ジャイアンツはアメリカにおける奴隷制度の終了を記念するジューンティーンスを祝日として祝います。コミュニティー内に持続的な変化をもたらす努力を続けながら、ジャイアンツは団結と癒やしに助力し、ポジティブな影響を与えることを誓います」

【ヒューストン・テキサンズ】
「今日はジューンティーンスを祝いながら耳を傾け、学びます。“ジューンティーンスを祝して”」

【グリーンベイ・パッカーズ】
「パッカーズはジューンティーンスを祝い、人種差別や不平等への理解を深めるべく自分たちの役割や機会を見直し、コミュニティー内でポジティブな変化を与えるために何ができるかを考えていきます―パッカーズ社長/マーク・マーフィー」

【マイアミ・ドルフィンズ】
「今日、われわれはアメリカで奴隷制度が終わった日であるジューンティーンスを祝い、認識します」

【フィラデルフィア・イーグルス】
「黒人の文化と歴史を祝いつつ、真の平等には長い道のりが待ち受けることを認識しています。われわれは自分たちのプラットフォームを善のために使うことを誓い、多くの人々がその先導者となる組織を支持してくれることを願います」

【ミネソタ・バイキングス】
「自由を祝って」

【カンザスシティ・チーフス】
「今日、われわれは耳を傾け、より良い未来のために何をすればいいかを振り返ります。

“ジューンティーンスはアメリカにおける奴隷制度の終わりのシンボルです。カンザスシティ・チーフスはこの日を祝日と認定しました。

あまりにも長く染みついてしまった人種的不平等を正すためにコミュニティーと国家が努力する中、どうか団結しましょう――心と行動において――そして、全てのアメリカ人に平等を約束するために行動しましょう”」

【ニューイングランド・ペイトリオッツ】
「これまでジューンティーンスについて投稿したことはありませんでしたが、今ほど適切な時はありません。

今日は自由を振り返る日、祝い、教育するための日です」

【タンパベイ・バッカニアーズ】
「今日はジューンティーンスです。内省と結束、そして力を得る日です」

【テネシー・タイタンズ】
「ジューンティーンスを祝して、どうか黒人のビジネスをサポートしてください。そして人種差別や社会的不平等と戦う方法を学んでください」

【M】