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元シーホークスWRゴードンがNFLに復帰を願い出る

2020年06月20日(土) 00:18


シアトル・シーホークスのジョシュ・ゴードン【AP Photo/Ben Margot】

自らの未来について、ワイドレシーバー(WR)ジョシュ・ゴードンはコミッショナーのロジャー・グッデルが下す決断を待っている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じたところによれば、ゴードンは現地17日(水)、NFLに送った文書で復帰を願い出たという。ゴードンはトレーニングキャンプまでに出場停止処分が解かれることに望みをかけ、NFL復帰に向けてシアトルでルートランニングを行っていたという。

ゴードンはシアトル・シーホークスで5試合に出場した後、12月にパフォーマンス向上薬と薬物乱用に関するNFLのポリシーに違反したかどで出場停止処分を受けていた。これは8年間でリーグが科した5回目の処分だった(2014年にはクリーブランド・ブラウンズからも処分を受けている)。ゴードンはこういった違反行為によって2018年に1回、そして2019年の終わりにもう一度の合わせて2回、無期限の出場停止処分を受けたことがある。

「ジョシュは弟の死によって過ちを犯した」とゴードンの弁護士であるアダム・ケナーは語っている。

「それが彼に後戻りさせた。しかし、それ以来彼は自分にとって正しいステップを踏み、適切なことするのがいかに重要かを自覚し、こういった問題にいかに対処するかを理解している。彼は正しい道を歩むことを確実にしてくれる、適切なチームを自分の周りに築いた。彼はあらゆるチャンスを与えられてきたことを理解している。彼はそれを最大限に活用することに期待している」

ゴードンは以前にも復職を願い出ており、2017年には一度却下された後に11月になって承認されたこともあった。

フィールドにとどまることに何度も苦戦してきたゴードンだが、年齢はまだ29歳であり、NFLフィールドに戻る道を見出すことを願っている。このリーグでのキャリアは2012年に始まっているものの、出場したのは63試合(出場可能性があった128試合の49.2%)にとどまっており、通常の29歳のレシーバーよりは消耗していないということでもある。

健康状態に問題がなく、出場可能な状態であるときのゴードンは、チームに大きな貢献ができることを示してきた。2013年にはフルシーズンに満たないながらもリーグトップのレシービングヤードを記録している。ゴードンはその年にオールプロのファーストチームに選ばれ、翌年にはプロボウルに参加したものの、以降の2年は出場停止処分によって完全に失っていた。また、キャリア最初の2年でのレシービングヤードでNFL史上4番手につけており、それをしのぐのはオデル・ベッカム、ランディ・モス、ジェリー・ライスだけだ。

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