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レイブンズ、CBヤングの復帰を予想

2020年07月02日(木) 23:49

ボルティモア・レイブンズのタボン・ヤング【AP Photo/John Amis】

強いボルティモア・レイブンズのセカンダリーが、コーナーバック(CB)タボン・ヤングの復活によってさらに向上するかもしれない。

ヤングは練習中に首を痛め、2019年シーズンを全て欠場した。レイブンズは26歳のヤングがトレーニングキャンプの開始に完全な状態で臨めそうだと考えている。

「コンピューター上では健康そうだ」と守備コーディネーター(DC)のドン・マーティンデールは先週、チームの公式サイトに語っている。「本人も調子はいいと言っている。準備はできているようだ。タボンの準備ができていて、彼がそうだと言うのなら、私は彼を100%信じる。彼が出られるのなら、とても楽しみだよ」

レイブンズは2019年2月に2,580万ドル(約27億7,000万円)でヤングと3年間の延長契約にサインした。これはニッケルコーナーの契約金としては当時の最高額だった。万全の状態のヤングはセカンダリーで時折プレーメーキングの才能をのぞかせ、2018年にタックル36回、サック2回、インターセプト1回とパスブレーク5回、そしてファンブルリカバリーで2回のタッチダウンを記録している。

しかし、元4巡指名選手には常にけがという不安の種がつきまとった。2017年、ヤングはOTA(チーム合同練習)の最中にACL(膝前十時靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、シーズンを棒に振った。2018年にはスポーツヘルニアに悩まされながら戦い続け、プレーオフを欠場、チームは敗北。その後オフシーズンに手術を強いられている。そして2019年は首のけがによる全試合欠場だ。

ヤングの復帰を巡るマーティンデールの楽観的思考は、ヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーが1月に口にしたポジティブな展望とかみ合っている。この時ハーボーは、ヤングがOTAと他のオフシーズンワークアウトで戻ってくるだろうと述べていた。もちろん、この春はフィールド上でワークアウトは行われなかったが、タイムラインは今のところ変更なく、トレーニングキャンプの開始が近づきつつある。

健康なヤングは、すでに強固なセカンダリーをさらに改善するかもしれない。アウトサイドコーナーにはマーロン・ハンフリーとマーカス・ピータースがおり、ヤングはニッケルバックのポジションでレシーバーをカバーし、スロットから急襲を仕掛け、ランに対して立ち向かうことを恐れない選手として多彩さを発揮することができる。

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