ジャイアンツが初のフルタイム女性スカウトを採用
2020年07月03日(金) 15:54ニューヨーク・ジャイアンツは現地2日(木)、フットボールオペレーションのスタッフにいくつかの動きがあったと発表した。新しい役職に就く10名の中で特筆すべきは25歳のハンナ・バーネットだろう。彼女は歴史あるフランチャイズにとって初めてフルタイムで働く女性スカウトとなる。
チームの公式ウェブサイトによると、マサチューセッツ大学でラクロス選手として活躍したバーネットは、『Zoom(ズーム)』を用いてフットボールオペレーション部門の副社長兼アシスタント・ジェネラルマネージャーのケビン・アブラムズ、大学スカウティング部門のディレクター、クリス・ペティット、そして選手人事部門のアシスタント・ディレクター、ティム・マクドネルらと面接したという。翌日、ジェネラルマネージャー(GM)のデーブ・ジェトルマンと話した結果、彼女の採用はすぐに決まったとのことだ。
同サイトのマイケル・アイゼンによれば、バーネットは「物心ついた頃からずっとスポーツをしてきました。一つの共通の目標に向かうチームの一員にまたなれたことは、私がこれまでの人生でやってきたことと同じです」と話している。「常にチームの一員だったことがNFLの世界に入るに当たって役立っています。マサチューセッツ大学でスポーツマネジメントを専攻していた時に、何らかの形でスポーツに携わる仕事をしたいと考えていました」
バーネットのNFLとのかかわりは大学での最後の年を迎える直前、2017年の夏から始まっており、最初はインターンとしてバッファロー・ビルズのトレーニングキャンプでイベントのオペレーションの仕事をしている。大学卒業後、選手人事部門のアシスタントとしてニューヨークのリーグオフィスで4カ月間の短期勤務に就き、2018年11月にアトランタ・ファルコンズに採用されてからは約2年半にわたって数多くの役割に挑戦してきた。
前任者たちと同様にバーネットもスーパーボウルで優勝することが一番の目標だと強調している。これから就こうとしている歴史ある任務の重要性を十分に理解し、敬意を払っていると同時にその重圧に負けないようにしたいという。
「そのことはあまり考えないようにしています」とバーネットは語っている。「この仕事がどれだけ素晴らしい機会であるかと、それをリーグの中で女性が担うことの重要性は十分に承知しています。ですが、最初から申し上げている通り、私はただ自分のベストを尽くして良いエリアスカウトになりたい。他の人と同じように仕事に情熱を注ぎ、プロ意識を持って働きたいと思っています」
「正しい方法で仕事に取り組めば、他のことは自然とうまくいく。それが私のマインドセットです。これまでもそうでした。引き続きその道を歩んでいきたいと思います」
【R】