ワシントン・レッドスキンズが現地3日（金）、チーム名に関して見直しを受けると発表した。

チームは声明を発行し、「国内で起きている最近の出来事や、地域コミュニティからのフィードバックを受けて、ワシントン・レッドスキンズはチーム名の徹底的な見直しを受けることを発表する。この見直しにより、チームがこの数週間を通してリーグと進めてきた当初の議論が正式なものになる」と説明。

チームオーナーであるダン・スナイダーは「このプロセスによって、チームの誇り高き伝統と歴史のみならず、かつての仲間や組織、スポンサー、NFL、地元コミュニティのインプットを考慮することができるようになる」とコメントした。

一方、NFLコミッショナーのロジャー・グッデルも声明でNFLが今回のステップを支援していくと明かしている。

「この数週間、ダンとは話し合いを続けており、この重要なステップにおいてわれわれは支援をいとわない」

複数の情報筋から得た情報をもとに、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートはチーム名変更の可能性が高いと伝えた。

レッドスキンズのホームスタジアムのネーミングライツを保有する『FedEx（フェデックス）』がチームの名称を変更するよう要請してから24時間と経たずして今回の発表に至った。

フェデックスは1998年に、2億0,500万ドル（約220億4,000万円）で2025年までの期間のレッドスキンズのスタジアム命名権を手に入れていた。フェデックス創設者のフレデリック・スミス会長兼CEOはチームのマイノリティオーナーでもある。

また、2日には87の投資会社と株主が『Nike（ナイキ）』、フェデックス、『PepsiCo（ペプシコ）』のそれぞれに対し、名称を変更しない限りチームとの関係を断つよう求める文書に署名したと報じられた。

ペプシコは金曜日に発行した声明の中で「われわれはNFLおよびレッドスキンズの幹部らと数週間にわたって本件を議論している。われわれは今が変更のタイミングだと考えている。本日、チームの発表に至ったことをうれしく思うとともに、継続的なパートナーシップとなることを期待している」と述べた。

ヘッドコーチを務めるロン・リベラは「この問題は私にとって個人的に重要性のあるものであり、ネイティブアメリカンおよび、わが軍に敬意を払い、支援していくというミッションの継続を確実にできるよう、ダン・スナイダーと協力していくことを楽しみにしている」と話している。

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