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QBプレスコットとカウボーイズ、長期契約合意は見込み薄

2020年07月14日(火) 09:27

ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Adam Hunger】

フランチャイズタグを指定された選手が長期契約を結ぶための期限が現地15日(水)に迫っている。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによって2020年シーズンを取り巻く不確実な状況にあって、今季は契約延長にそれほどの多くの動きがありそうにない。それはダラス・カウボーイズのクオーターバック(QB)であるダック・プレスコットにとっても同じことだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェーン・スレーターが現地13日(月)に情報筋の話を元に伝えたところによれば、カウボーイズとプレスコットが期限前に契約合意に至る見通しはそれほどないという。

スレーターは2日もあれば状況が変わる可能性は常にあると指摘し、NFLでは期限ぎりぎりでアクションが起こるものだとしつつも、現時点では両者が複数年契約に至ったとしたら半ば驚きの状況だと伝えた。

契約に至らずに期限が過ぎた場合、プレスコットは1年3,140万ドル(約33億7,000万円)のフランチャイズテンダーでプレーすることになる。そうなれば、カウボーイズは翌年にさらなる金額を用いてでも(前年のタグの価格の120%)再びプレスコットにタグ付けするかを決断しなければならない。

NFLネットワークのイアン・ラポポートはプレスコットの代理人とチームの間でここ数日はそれほど多くの対話がもたれていないと“NFL NOW(NFLナウ)”で報じた。

両サイドの合意を妨げる最大の問題は契約期間だ。カウボーイズは5年契約を推し進めているが、プレスコット陣営は4年を望んでいる。それぞれの意向が変わるかはこれから2日間で分かるだろう。

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