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タグ付きでのカウボーイズ残留に「この上なくハッピー」とQBプレスコット

2020年07月17日(金) 00:03

ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Mark J. Terrill】

ダック・プレスコットとダラス・カウボーイズは現地15日(水)の期限までに長期契約について同意することができなかった。

しかし、彼の機嫌は悪くない。

「俺はカウボーイだ。これ以上ないほどハッピーさ」とプレスコットは15日夜、『USA TODAY Sports(USAトゥディ・スポーツ)』のジョーリ・エプスタインに語った。「ヘッドコーチ(HC)の(マイク)マッカーシーやスタッフ、チームメイトたちと一緒にベストチームになるために仕事をするのを楽しみにしているし、そうしてスーパーボウルという俺たちのゴールを目指したい」

プレスコットは契約のないままバーチャルオフシーズンを見守っていたが、先月、1年で3,140万ドル(約33億6,000万円)のフランチャイズテンダーにサインしており、トレーニングキャンプからはけん引役を引き受ける。

プレスコットは期限ぎりぎりになって長期契約を確保しようと取り組み、契約締結を望んでいたが、すでに遅すぎたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェーン・スレーターが報じている。

プレスコットに落胆するような要素は特にない。1億ドルを約束される長期の安心を手に入れることは確かにできなかったかもしれない。しかし、彼は4年で400万ドル(約4億3,000万円)だったところから、1年で3,000万ドル超を稼ぎ出すまでになった。来年もカウボーイズがフランチャイズタグを付けるとすれば、さらに3,770万ドル(約40億3,000万円)を手にすることになる。

今月末に27歳の誕生日を迎える彼は、一瞬でキャリアを終わらせるようなけがでもしない限り、次の数年で多くの契約金を引き出せる有利な立場にいる。トップ10のQBがオープンマーケットに顔を出す機会というのはなかなかない。プレスコットには彼がそれを選びさえすればその道が開かれる。

確かに、プレスコットにはけがというリスクがある――どんなNFL選手もアメリカンフットボールのフィールドに立つたびにそのリスクを背負っているものだ。そして、彼は長くダラスにいたいと思っている。しかし、15日の結果によって2020年の展望に何ら変わるところはない。多くがそう信じるようにプレスコットがマッカーシーの下で活躍すれば、彼の価値はどんどん上昇するばかりだ。

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