NFLがワールドゲームズと提携、2022年大会でフラッグフットボール実施
2020年07月16日(木) 23:391981年来となるアメリカでのワールドゲームズに、なじみのスポーツが競技種目として加わった。2022年にアラバマ州バーミンガムで開催されるワールドゲームズは国際ワールドゲームズ協会(IWGA)とNFL、そして国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)とパートナーシップを組み、独自で多岐にわたる既存の32種目にフラッグフットボールを追加することを現地15日(水)に発表した。
バーミンガムの歴史あるレジオンフィールドで開催される“Flag Football @TWG2022 Presented by the NFL(NFL主催フラグフットボール@TWG2022)”は世界各国から男女それぞれ8チームが参加する。現世界チャンピオンであるアメリカの男女両チームはすでにワールドゲームズ2022の出場権を得ている。その他のチームはIFAFが開催する予選によって決まる予定だ。
「この世界的なパンデミックの後にアメリカで開催される初めての大規模で国際的なスポーツイベントであるワールドゲームズ2022の重要性を認めてくれたNFLに深く感謝しています」とワールドゲームズ2022のCEOであるニック・セラーズは語った。「世の中は再び繋がることを求めており、アラバマ州バーミンガムはその実現に向けて大きな役割を果たすことでしょう。NFLとのパートナーシップは、この特別なイベントに自社のブランドを結びつけたことを世界に見てもらうべき重要なものであると、世界中の企業に対して発信しています」
NFLはワールドゲームズ2022のメインパートナーとしてフラッグフットボールの主催スポンサーを務め、今後2年間にわたり国際的なプラットフォームでワールドゲームズのプロモーションを行っていく。
「ワールドゲームズ2022の種目に加わったことでフラッグフットボールが国際的なスポーツであることを正式に示し、世界中のファンに対してその価値と楽しみをプロモーションすることができる」とNFLフットボール運営部門副社長のトロイ・ビンセントは話した。「フラッグフットボールは性別や年齢、体格、身体能力に関係なく、フットボールでしか味わえない価値や楽しみ、競争力のある環境を享受できる」
NFL国際部門COO(最高執行責任者)のダマニー・リーチは次のようにコメントしている。
「フラッグフットボールがワールドゲームズ2022の正式種目になったことはとても喜ばしい。世界中のフットボール選手が自分のスキルを披露できる絶好の場となるだろう。NFLは世界中のアスリートがあらゆるレベルのフットボールに参加する機会を提供することに力を入れている。また、これまでIFAFがフラッグフットボールをワールドゲームズに追加するために行ってきた活動を支持しており、オリンピックへの参加を求める長期的な動きの中で大きな一歩となった。今後はバーミンガムで競い合う男女フラッグフットボールのトップチームを決める予選大会に注目したい」
2022年大会の公開競技としてフラッグフットボールの他に車椅子ラグビー、ラクロス、デュアスロンが選ばれており、いずれもワールドゲームズへの参加は初めてとなる。IWGAが選ぶ公式競技に加えて、開催都市としてバーミンガムには最大5つの公開競技をプログラムに追加する機会が与えられる。
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