NFL、第三者預託に代わり42億円のプレーヤーコスト削減を提案
2020年07月17日(金) 13:24新型コロナウイルス(COVID-19)が2020年シーズンに与える影響を踏まえてのNFLからNFLPA(NFL選手会)への最新の提案では、選手のサラリーの一部を第三者預託する案に代わって、各チームが選手にかけるコストの削減が求められている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが状況を知る人物の話を元に現地16日(木)夜に伝えたところによれば、NFLは各チームのサラリーキャップ、かつ/もしくは、各種給付金において、今季のプレーヤーコストを4,000万ドル(約42億9,000万円)削減することを提案しているという。これはマネジングコストの救済措置として選手のサラリーの35%を第三者預託する案に代わるものだ。
ペリセロは4,000万ドルの削減を短期的に行うことに対して選手のリーダーたちが強く反対していると報じている。第三者預託の案も選手たちに歓迎されていなかった。
今回の提案ではまた、2020年シーズンをオプトアウトする選手は現地8月1日(土)までに書面で通知することによってそれが可能であるとされている。
CBAを踏まえ、NFLとNFLPAは予測される大幅の利潤低下に向けて誠意をもって交渉しなければならないとペリセロはつけ加えた。選手会は影響を今後の複数シーズンのサラリーキャップに分散させることを望んでいる一方、リーグはただちにコストマネジメントすることを希望している。
What happens if no deal is struck on economics?
A projected multibillion revenue shortfall in 2020 would be accounted for in 2021, causing the salary cap to drop by in the range of $50 million to $70 million per club.
League wants a deal done before camp. Union in no rush.
— Tom Pelissero (@TomPelissero) July 17, 2020
「経済的な部分で契約がまとまらなかったらどうなるか? 2020年に見込まれる巨額の歳入不足が2021年に報告され、サラリーキャップがクラブあたり5,000万ドルから7,000万ドルの範囲で削減される。リーグはキャンプ前に合意に至ることを望んでいる。選手会は急いでいない」
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