オーナーらがレギュラーシーズン完遂を目指してプロトコルを議論
2020年07月18日(土) 09:01NFLは現地17日(金)、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックや2020年シーズン開幕に関する最新情報の更新を含め、32チームの関係者との電話会議を完了した。
NFLは声明の中で「本日、テレビ会議を通してNFLクラブが会合を開き、2020年シーズンの準備に関する最新情報を共有した。われわれは今後もNFLPA(選手会)と協力しながら、CDC(米疾病対策センター)の案内を含む医療専門家の助言に基づき、健康と安全のプロトコルを実行し続けていく。協力的な方法でさらなる問題に立ち向かうつもりだ。レギュラーシーズンを完遂し、スーパーボウルに至るまでのポストシーズンをすべて開催するというチームや選手らと共有の目標を達成できるようにすべてのことを判断していく」と説明している。
今回の会合は先例のない状況でリーグがどのように運営していくのか、相違を整理し、プロトコルを定義し、ルールを定めるべく、より大規模な努力を講じていくために開かれたものの。先だっては『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロがNFLの競技委員会が支持する提案として、故障者リザーブ(IR)からの復帰とノンフットボール故障者(NFI)リストから復帰する選手の人数を無制限とし、休場する試合数を8から3試合に減らすことを考えていると報じた。早ければ2チームが7月20日にもトレーニングキャンプに突入するため、早急な対処が必要とされる問題のひとつだ。
NFL広報担当のブライアン・マッカーシーは最近、NFLとNFLPAが健康情報に関する動画を制作したと明かしており、リーグは選手や関係者に各チームの医療スタッフや感染対策担当官に質問する機会を与えるため、オンラインセッションを実施するよう全チームに命じている。
また、ペリセロによると、NFLPAエグゼクティブディレクターのデュモーリス・スミスも同日、報道関係者に対して前夜に選手会幹部がチームドクターに電話したことを明かしたといい、医師たちからはトレーニングキャンプを安全に開始するにあたって「いくつか懸念事項」が浮上したとのこと。
スミスはCOVID-19感染拡大を防ぐ戦いにおいて、全員が実行できる最大の行動はおそらくマスクの着用だろうと語っている。
スミスが『ESPN』に明かしたところによると、「この国にスポーツが戻ってこられるかどうかは、マスクの着用がもしかすると最も重要な要素になるかもしれない。これは政治的な発言ではない。常識的かつ科学的な発言だ」と話したという。
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