どこか別の場所でプレーする考えに駆り立てられたTEグロンコウスキー
2020年07月20日(月) 16:10ロブ・グロンコウスキーが経験してきた、チームとしての、そして個人としての9シーズンにもおよぶ成功は、ニューイングランド・ペイトリオッツで収めてきたものだった。
それは、9シーズンを同じチームで過ごしたということでもある。
最終的に、将来の殿堂入りが確実なTEが引退から復帰してトム・ブレイディとタンパベイ・バッカニアーズでキャリアを再スタートするには、これまとは違う景観が必要だった。
「選手っていうのは、いつもどこか別の場所のように感じるものが見たいもの」とグロンコウスキーがボストンのラジオ『WEEI』で語ったと『Tampa Bay Times(タンパベイ・タイムズ)』が伝えている。
「NFLで9年プレーして、確かにそう思っていたし、引退から復帰するときもやっぱりそう思った」
「どこか別のところっていうのがどういう感じなのか知るチャンスなんだ。別のチームでは、NFLってどんな感じなのかをね。たくさんのチームを渡り歩いている選手はたくさんいる。ニューイングランドで過ごした時間は大好きだし、そのことに疑いはない。でも、別のチャンスがやってきたのさ」
ブレイディと再びプレーするという魅力と安心感にどうしようもなく引き付けられる一方、グロンコウスキーは事前には引退から復帰してブレイディと合流するプランはなかったと主張している。
「いや、前もってはそういう話は全然なかった。ただそうなっただけって感じ。俺の引退と、彼がフリーエージェンシー(FA)になったのがあって、ちょうとそうなったという感じだ」
ブレイディがバッカニアーズと契約した際にはリーグ全体に衝撃の波が生じ、バッカニアーズのファンベースを燃え立てた。グロンコウスキーがそこに加わったことで、興奮と期待はいや増している。
どんな要素がモチベーションになっているのか、そして、それらがどう作用したのかはともあれ、グロンコウスキーは復帰し、これまでとは違うチーム、カンファレンスにいる。
グロンコウスキーはニューイングランドで3度のスーパーボウル制覇と5度のプロボウル選出、タッチダウン79回という記録、そして多くの称賛を得てきた。これから先のグロンコウスキーにも、多くのエキサイトメントが待っているだろう。
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