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もうフットボールは終わりだとWRアントニオ・ブラウン

2020年07月21日(火) 12:24

ニューイングランド・ペイトリオッツのアントニオ・ブラウン【AP Photo/Lynne Sladky, File】

どうやらアントニオ・ブラウンが再び引退するようだ。

プロボウルにも選出されたことのあるワイドレシーバー(WR)であるブラウンが現地20日(月)に『Twitter(ツイッター)』で一連の投稿を行い、NFLでやることはもう終わったと述べている。

「今は去るときだ。俺はゲームですべてをやったさ・・・・・・?!!」

「この段階では得られるものよりリスクの方が大きい。俺と一緒に旅してくれたすべての人に感謝を。すべてのことに対して、心からありがとう。84の人生は続くんだ!」

「俺は制覇した。作戦完了だ。神の思し召しさ」

ブラウンが引退を匂わせたのはこれが初めてではない。昨年9月、ニューイングランド・ペイトリオッツにカットされて契約の保証金について論争になった後、ブラウンはもうプレーの意思はないと述べていた。

その“引退”の前にも、ブラウンはレイダースとのヘルメット騒動の際にやはり第一線から身を引く可能性を示していた。結局、ヘルメットの問題に片がついた後、チームはシーズン開始前に本人の希望を聞き入れてブラウンをリリースしている。

また、11月には“不公正な”扱いを受けたとしてNFLでは“二度とプレーしない”とツイートしていたブラウンだが、この発言はその後に削除された。

昨年にペイトリオッツで1試合に登場したブラウンは、過去に不必要に接近しようとした件についてブラウンを訴えていた女性に脅迫的なテキストメッセージを送った後、チームからカットされていた。

これ以外にもブラウンは複数のフィールド外のインシデントについてNFLの調査を受けている。リーグはまた、ブラウンに対する婦女暴行とレイプの疑いについても厳密な調査を行っている。加えて、ブラウンは1月にフロリダで発生した侵入窃盗と暴行容疑について、6月初めに不抗争の答弁を行った。

これらの件についてNFLはまだ調査中であり、今の段階で何らかの罰則は科されていない。

見たところ、ブラウンはもう競技から身を引くようだ。その考えを――再び――変えない限りは。

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