現地21日（火）にNFL選手会（NFLPA）が2020年はプレシーズンゲームがない予定だと選手らに知らせたと『NFL Network（NFLネットワーク）』が伝えている。

NFLPAが選手らと電話会議を持つ前日の月曜日には、リーグが選手会のリーダーらに1試合のプレシーズンを提案した後に、プレシーズン無試合の方針を改めてオファーしていた。NFLとNFLPAは以前からプレシーズンの予定で意見を異にしており、リーグは従来の4試合の半分である2試合のスケジュールを希望していたものの、今週になって譲歩している。

また、NFLPAはメンバーたちに、選手たちがプロレベルのトレーニングキャンプに身体的に順応できるよう、より長い強化期間を得られるよう今もプッシュしていると報告。また、ロースターはチームあたり80名になると見込んでいるという。ペリセロによればNFLはまだトレーニングキャンプに向けて正式に80名ロースターを有効にしたわけではなく、ロースターを分けるという選択肢（アクティブ80名とスタンバイ10名、等）をチームに与える案が議論されており、選手会としては全チームが一つのルールに従うことを求めたとNFLPAは選手らに話している。

さらに、NFLPAはハイリスクな選手たちの自主的なオプトアウトについてリーグと全体的な合意に至ったと述べており、新型コロナウイルス（COVID-19）のパンデミックの影響で試合がなくなった際の補償金についても大筋での合意に至っているという。主要な経済関連の問題はまだ両者の間での議論を要し、大まかな合意の詳細部分についてもこれからまとめあげる必要があるが、概略としては両者が合意している。

先週末、選手らは健康と安全のための手順を話し合う上で選手たちの要求をもっと真剣に検討するよう、ソーシャルメディア上でNFLに訴えかけていた。その中には8月にプレシーズンゲームを行わないという希望も含まれていた。それがほぼ約束された今、前例のない期間においてどう運営していくかの道を確立させるため、両者は次の話し合いへと進むことができる。

Updates from NFLPA call with players tonight:

– No preseason games in 2020
– Union still pushing for longer ramp-up period in camp
– Roster sizes expected to be 80 to start camp
– General agreement on voluntary and high-risk opt-out
– General agreement on stipend if games lost

— Tom Pelissero (@TomPelissero) July 21, 2020

「今夜行われたNFLPAと選手との電話会議による最新情報

– 2020年はプレシーズンゲームなし
– 選手会は今もキャンプでのより長い強化期間を要求
– キャンプスタート時にロースターサイズは80名の見込み
– ハイリスクな選手の自主的なオプトアウトに大筋合意」

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