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無観客のホームゲームには自身も参加しないとレイダースオーナー

2020年07月21日(火) 17:21

ラスベガスに建設されたラスベガス・レイダースの新本拠地アレジアント・スタジアム【Kirby Lee via AP】

ラスベガス・レイダースのオーナーであるマーク・デイビスはファンがスタジアムへの入場が禁止されるのであれば、自身もホームゲームに参加しない予定だ。

「ファンが行けないのなら私も行かない。そして、今のところわれわれの試合にファンが参加することはない様子だ」とデイビスは『The Athletic(ジ・アスレチック)』のビック・タフーに話している。

ラスベガスにあるアレジアント・スタジアムはほぼ完成しており、プレシーズンゲームに関してもレイダースがホームになる場合は開催する準備ができている。試合当日は6万5,000人が収まるスタジアムだ。

NFLの多くのチームは新型コロナウィルス(COVID-19)のパンデミックが続く間にファンの試合参加が許された場合、大幅に収容力を縮小する計画を発表している。

「私にとっては全か無かの事態だ」とデイビスはタフーに話した。「ファンが全員参加するか、全く参加しないかのどちらかだ」

「PSL(パーマネント・シート・ライセンス)の購入を通じてこのスタジアムの建設にご協力頂きましたが、ここでの記念すべき初めての試合にあなたは参加できません、と誰か一人のファンに言うことはできない」と言うデイビスは「あなたは行けないけどこちらの皆さんは行けるんです。でも心配はいりませんよ、あなたのお席は宣伝に使わせてもらうので、などとは言わない」と皮肉を込めて続けた。

ラスベガスの新しいスタジアムが完成してもそれを記念した式典を行うつもりはないことをデイビスは明かした。

「今年に開設シーズン1.0を逃しても、来年に持ち持ち越せばいい。来年に開設シーズン2.0をやる」とデイビスは語っている。「リボンカットもその他の儀式も全て来年にやればいいことだ。これが今の私の気持ちだ。他の方法では考えられない」

「とにかく考えられない。1度しかないその初めての試合に行ける人と行けない人をどうやってファンに伝えたらいいと言うんだ。あるいは誰がトム・ブレイディの試合を見られるか。誰のせいにもできないとても厳しい状況だ。新しいスタジアムや新しい練習施設など、われわれの夢がすべて実現しようとしているところだが、時として現実の世界がその邪魔をすることがある」

「これがこのパンデミックがもたらしたものさ。他の人たちと同じようにわれわれも一日一日を受け止めているところだ」

【R】