ワシントンが女性ジャーナリストをメディア部門のトップに
2020年07月22日(水) 11:36ワシントンのフットボールクラブがメディア部門に新たな責任者を迎えた。
チームは現地21日(火)、ジュリー・ドナルドソンがメディア部門副社長に任命されたと発表している。
「ジュリー・ドナルドソンは賞を獲得した複数の番組で働いた経験があり、DMV(コロンビア特別区、メリーランド州、バージニア州)エリアのスポーツに情熱を持つ、先駆的なジャーナリストだ」とチームオーナーのダン・スナイダーは声明で述べた。
「彼女は計り知れないほどの時間をつぎ込み、乳がん啓発のためにターニャ(スナイダー夫人)やWOW(ウイメン・オブ・ワシントン/女性に特化したチームのファンクラブ)と共に働いてきた。彼女はこのコミュニティーに欠かせない人物であり、われわれの新たなデジタル時代にチーム内のメディアやコンテンツを統率していく人物として彼女以上の人間は思い当たらない」
ドナルドソンは放送業務全体を監督し、試合日の放送の固定メンバーとなる。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、ドナルドソンはNFLのラジオ放送ブースにおいて女性として初のレギュラーオンエアメンバーになるという。
ドナルドソンは声明にて「大きな謙遜と心からの感謝と共に、この新しい役職をお受けしました」と語った。
「これまでに私が準備を整えてきた挑戦ですし、20年近くスポーツメディアで働き、ここ10年はワシントンで過ごしてきました。新たな時代を迎えるときにこのチームに加入することに胸を躍らせ、新しい同僚とこれまで以上にチームを強くしていくのを楽しみにしています。ダンとワシントンのオーガナイゼーションにも、私を信じ、このとてつもないチャンスをくれたことに感謝しています」
ドナルドソンは長年チームの声となってきたラリー・マイケルの後任となる。16年をワシントンで送ってきたマイケルは、『Washington Post(ワシントン・ポスト)』によってセクハラを行った疑いのある一人として報じられる前日に退職している。
ドナルドソンは最近では『NBC Sports Washington(NBCスポーツ・ワシントン)』でNFLの試合前および試合後の番組の司会を務め、同局の他のフットボール番組や放送にも貢献してきた。
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