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フェイスシールド着用は義務化されない見通し
2020年07月24日(金) 07:52先例のないシーズンを迎えるNFLは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックが続く中、選手を保護するための新たな取り組みを調査している。
ただし、選手たちが不快に感じる場合は新しい装備の着用を求めない可能性がある。NFLとNFLPA(選手会)の話し合いに詳しい情報筋の話として『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが伝えたところによれば、NFLは新たに登場したオークレーのマウスシールドの利用を奨励すると予測されているものの、フィールド上で使用が義務付けられることはないだろうという。
ガラフォロはNFLが全選手にシールドの着用を要求していたとも付け加えている。
オークレーとNFLは“オークレーマウスシールド”を開発するために協力しており、人気のバイザーと似通った装備でありながら、ヘルメットのフェイスマスクに装着可能な点は共通しているものの、飛沫の直接感染を防止しようとする点は異なる。7月半ばに初めて公開されたマウスシールドは透明のプラスチック製で、呼吸と会話を可能にしつつも飛沫を防ぐ切り込み、あるいは穴が開けられる。
NFLは今シーズンの試合中における安全装備の使用に関しては選手たちの判断に任せるとしている。ヒューストン・テキサンズのディフェンシブエンド(DE)J.J.ワットはこういったコンセプトを好んでおらず、プラスチック製のシールドが生み出す気道は限界があるため、呼吸ができなくなるかもしれないとの不安を抱かせるとしてバイザーを着用した際の不快感をあらわにした。
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