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アントニオ・ブラウンを称賛するQBジャクソンを尊重するとレイブンズHC

2020年07月31日(金) 11:26


ニューイングランド・ペイトリオッツのアントニオ・ブラウン【AP Photo/Steven Senne】

ボルティモア・レイブンズのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンは現地29日(水)にある有名選手の獲得を提案した。翌日、ジャクソンのヘッドコーチ(HC)がその話題に加わっている。

レイブンズのHCであるジョン・ハーボーはワイドレシーバー(WR)アントニオ・ブラウンに関するジャクソンのコメントについて質問を受けた。ハーボーHCはブラウンの加入を完全に否定はしなかったものの、当面は契約の見通しがないことを明言している。

ブラウンに対するジャクソンの考えについて、ハーボーHCは「私は彼がそのように感じていることを尊重する。それについての彼の意見を尊重している。それがいつのことであれ、私はそのワークアウトがどういう具合だったかを聞いてありがたく思っている。つまり、今となっては(ブラウンとジャクソンのワークアウトが)だいぶ前のことなのでね。だが、われわれはありとあらゆる選手を常に見ていく。したがって、アントニオ・ブラウンも例外ではない」と語った。

「決断はそれがいつ下されるかによってくるし、今のところ彼にはサインする準備さえないと思うので、彼に契約の構えができるまでは本格的な対話にならない。もしかしたら、それについては私が間違っているかもしれない。リーグとその選手がどういった立ち位置なのかはエリック(レイブンズのジェネラルマネジャー/GMであるデコスタ)に聞いてみなければいけないことだが、われわれの立場としては現時点でこういったところだ。少なくとも私の見解としてはね」

今のところどのチームがブラウンと契約を交わすのも自由だが、ハーボーHCがブラウン獲得について追及するのをためらうのも理解できる。ピッツバーグ・スティーラーズで過ごした最後のシーズン以来、ブラウンについてはその生産性よりも不安定さの方が目立っていた。トレードで加わったオークランド・レイダースはレギュラーシーズンのフィールドに出る前にリリースされ、ニューイングランド・ペイトリオッツ時代は1試合に出場したのみで終わっている。

それ以降、ブラウンについてはフィールド外のトラブルのニュースしか聞こえてこない。騒ぎの種である選手を強力なロッカールームに加えるのはチーム側からすれば歓迎せざる考えであり、特に2019年を14勝2敗で終えたチームにとってはそうだ。昨シーズンの強いチームを形成していたピースを呼び戻すことが、大きな問題を持ち込みかねないビッグネームを起用するよりも賢い判断だろう。

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