シーホークス加入のDBアダムス、「シアトルで引退するのがプラン」
2020年07月31日(金) 12:22“生涯ジェット”と言われたこともあったジャマール・アダムス――ちなみにこれは古巣のジェネラルマネジャー(GM)の言葉であって、アダムス本人の言葉ではない――が、今は新たなチームのメンバーとして引退する考えを語っている。
このフットボールリーグではいかに急速に事態が動くことか。2017年ドラフトの全体7位で自身をNFLへと引き入れたチームを離れたいとの意向が明らかになった後、アダムスは太平洋岸北西部にフットボール上の終の棲家を構える準備をしていた。
「ここで引退するのが俺のプランだ」とアダムスが現地30日(木)に開かれた入団会見で語ったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のオマール・ルイスが伝えている。
アダムスはジェッツの将来を担う最も輝かしいスターだった。その輝きはフランチャイズクオーターバック(QB)を上回るほどだ。ファンに愛され、プロボウルに2度選出され、オーランドで行われたプロボウルの練習では観客の前をジョギングで通り過ぎただけで歓声が上がるような選手だった。
そんなアダムスが、シアトルでより大きな環境に身を置こうとしている。
ジェッツにとっては複雑な心境ながら、『Q13 Fox』のアーロン・レバインによればアダムスは「シアトルのような素晴らしいオーガナイゼーションにいるのは本当に夢みたいだ」と語ったという。
「殿堂入りのメンバーのコーチを受け、(未来の)殿堂級選手たちとプレーする・・・。俺は役立つためにここにいるし、12番(ファン)たちと共にそこに出ていくのが待ちきれない」
12番たちの方も、すでにボビー・ワグナーという優れたラインバッカー(LB)のいるユニットにNFLの若手で最高の守備選手の一人を加えることに、これ以上ないくらい喜んでいる。
「俺にはまだ先発の役割がない。それは勝ち取らなきゃいけないのさ」とアダムスは述べた。
木曜日、アダムスは一つの点を明確にした。ジェッツで最後に騒動が起こっていたものの、自分はトラブルメーカーではないと主張したのだ。
「俺はプレーするためにここにいる。俺はロッカールームの騒動の元じゃないんだ。俺はこの人生でトラブルを起こしたことがない。問題からはほど遠い」
そう語るアダムスが唯一トラブルを起こそうとしているのは、敵オフェンス陣に対してだけだ。アダムスはワグナーに合流することについて尋ねられ、「俺たちのつながりをどう表現するか? チートコードさ」と答えたと『KOIN』のAJ・マッコードが伝えている。
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