パンサーズが8シーズンを共にしたKギャノに別れ
2020年07月31日(金) 14:24カロライナ・パンサーズが再び長年連れ添ったベテラン選手に別れを告げた。
現地30日(木)、パンサーズがキッカー(K)グラハム・ギャノを解雇したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポーが報じている。
3年を過ごしたワシントンでキャリアを開始したギャノは、続く8年をカロライナで送り、その期間に4度のプレーオフ進出と1回のスーパーボウル参戦を果たした。
2019年はひざの負傷で全試合に欠場。その間にパンサーズはジョーイ・スライを起用し、今やそれが仮ではなく持続的なものとなった。
ケガのないときのギャノは信頼性の高いKであり、2018年は12試合でフィールドゴール16回中14回に成功。そのうち1回は63ヤードのキックだった。また、PAT(ポイントアフタータッチダウン)は33回中30回を決めている。
キャリアのこの段階で33歳のギャノが完全に健康な状態を取り戻しているかは定かではない。しかし、ベテランKが常に必要とされている状況を考えれば、ギャノは今季のどこかの時点で仕事を見つけることになりそうだ。少なくとも、今季中にいずれかのチームでKが新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性と診断されることがあれば、ほぼすべてのチームのチェックリストにギャノの名が載るだろう。
今回の動きによってパンサーズはサラリーキャップ上で280万ドルをセーブできる一方、今後2年にわたって150万ドルのデッドマネーが生じる。パンサーズの2020年のデッドマネーはすでに高い数字となっており、ギャノのリリース前で4,100万ドルをかぞえていた。この数字はヘッドコーチ(HC)マット・ルールの体制下で徹底したロースターのオーバーホールを行うパンサーズがどれだけの反動に耐えているかを強調している。
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