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回復したドルフィンズの選手が新型コロナウイルスの救済に血漿を提供

2020年08月01日(土) 00:03

マイアミ・ドルフィンズとダラス・カウボーイズ【AP Photo/Michael Ainsworth】

新型コロナウイルス(COVID-19)から完全に回復したマイアミ・ドルフィンズの選手たちが、闘病を続ける患者を助けるために一役買って出た。

ルーキーのランニングバック(RB)であるマルコム・ペリーと2年目のラインバッカー(LB)のアンドリュー・バン・ギンケルは現地30日(木)に“OneBlood’s Big Red Bus(ワンブラッズ・ビッグ・レッド・バス)”に乗り込み、自分たちの回復期血漿(けっしょう)を提供した。

「新型コロナウイルスから回復した複数の選手が、ウイルスと闘い続けている患者のために@my1bloodを通じて回復期血漿を提供した」

ペリーは「最初はびっくりしたけど、必要としている人たちに血漿を提供することで恩返しする機会がもらえてうれしかった」と話している。「自分と違ってまだウイルスから回復できていない人たちに恩返しができること、そしてこのコニュニティーに還元できたことは重要だ」

新型コロナウイルスから回復した人の血漿に含まれる抗体が重症患者の回復を早めるかもしれない。

『OneBlood(ワンブラッド)』の広報担当上級副社長であるスーザン・フォーブスは「回復期血漿はこれまで以上に必要とされています。提供があるとすぐに処理され、検査され、そして病院に急いで運ばれます。ドルフィンズのパートナーシップと、新型コロナウイルスから回復した人たちが回復期血漿提供者になるための意識作りに協力してくれたことに感謝しています。提供者たちはまだウイルスと闘っている患者の回復を支援する潜在的な鍵を握っているのです」と述べた。

ドルフィンズのスタッフと選手は回復期血漿の提供に加えてOneBloodを通じて献血も行った。

新型コロナウイルスから回復した人には回復期血漿を提供するための予約を取ることが勧められている。提供者は、血漿提供の少なくとも14日前までに症状が完全になくなっており、検査室や病院から出された新型コロナウイルスの診断書を提出するか、SARS-CoV-2抗体の血清検査が陽性であることが条件となる。

OneBloodはフロリダ州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、ジョージア州、アラバマ州の250以上の病院パートナーとその患者に安全で安価な血液を提供している非営利の血液センターだ。また、同団体は全献血者に新型コロナウイルスの抗体検査を実施しており、抗体が陽性となった人は新型コロナウイルスの回復期血漿提供者になることができる。

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