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49ersがFAのTEジョーダン・リードと1年契約へ

2020年08月04日(火) 11:11


ワシントン・レッドスキンズのジョーダン・リード【AP Photo/Matt Rourke】

ワシントンからリリースされて6カ月、タイトエンド(TE)ジョーダン・リードがNFLで新たなホームを見つけた。

フリーエージェント(FA)のTEだったリードがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の現王者であるサンフランシスコ・49ersとの1年契約に合意したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地3日(月)に情報筋の話を元に伝えた。49ersのジェネラルマネジャーであるジョン・リンチが後に、まだ完了はしていないこの契約について発表している。この動きによって、リードはルーキーシーズンに共にプレーしていた、当時は攻撃コーディネーターだったカイル・シャナハンヘッドコーチ(HC)と再会することになる。

シャナハンHCは月曜日の午後に「誰もがジョーダンの能力に気づいていると思う。けがのないときのジョーダンは実に高いレベルでプレーしていたし、最も優れたサードダウンTEの一人だ。健康状態が良いときにはね。単に数を増やしているわけじゃない。健康であれば誰もがこのリーグでいかにプレーするかに目を注ぐような男を加入させているんだ」と述べた。

「彼は戻ってきてフットボールをプレーすることに対してハングリーになっていると、私は知っている。最近の彼にはあまりそれができていなかった。そして、フットボールのプレーに対してハングリーな才能ある選手がいるとき、その選手にけがさえなければそれはうまく機能する。ジョーダンは何年か運が悪かった。彼の準備は整っていると私には分かる。彼がここで幸運に恵まれることを願っている。もしそうなれば、ナイナーズにとってとてつもない契約になるだろうし、彼にとっても本当に良い契約になる」

リンチもGMも「リスクに見合う報酬がある。われわれはリスクを負うだけの潜在的な見返りがあると判断する段階に至った」と語っている。

2013年にドラフト3巡目で指名された現在30歳のリードは、ジェットコースターのようなキャリアを送ってきた。NFLで送ってきた7シーズンのうち4シーズンは故障者リストに置かれて終わっている。2019年のプレシーズン第3戦で脳震とうを起こしたリードは、シーズン全体を失っていた。

興味深いリードのストーリーはサンフランシスコで続いていく。49ersはTEからベストを引き出す方法を知っているチームだ。アクションの大部分はジョージ・キトルが担うことになるだろうが、健康状態に問題がなければ、リードのスキルセットやシャナハンHCと知己であることがそのキャリアを再び花開かせるかもしれない。

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