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ブレイディやブリーズのような鋭さを目指すQBドウェイン・ハスキンズ

2020年08月12日(水) 12:31


ワシントン・レッドスキンズのドゥエイン・ハスキンズ【AP Photo/Bruce Kluckhohn】

ここ数週の間、クオーターバック(QB)アレックス・スミスを楽観的なムードが包んでいるとはいえ、ワシントン・フットボール・チームのQB1の座はいまだドウェイン・ハスキンズのものだ。

元1巡目指名選手であるハスキンズはジェットコースターのようなルーキーシーズンを上昇気流の中で終え、先発職を勝ち取るべく2年目を迎えている。

ハスキンズは現地11日(火)、自分が先発だというメンタリティと、ワシントンのすべての側面でリーダーになりたいという希望を持ってトレーニングキャンプに入ったと述べた。ハスキンズは『Washington Post(ワシントン・ポスト)』に次のように話している。

「大部分ではメンタリティに尽きると思う。毎日をスタートし、フィールドの中でも外でも自分の仕事をやる。一つのオフェンスを指揮し、ハドルを指揮するときには、それなりの存在感と自信が必要だって、俺には分かっているだけさ、去年のラスト数ゲームでそれを学び、俺はトム・ブレイディやドリュー・ブリーズがビルに入るときと同じ切れ味をマスターしようと努力していた。彼がいるとどうなるかは分かるだろ・・・。オフェンスは責任感を持ってリードを取れるヤツを必要としていて、俺がそうじゃない理由はない。だから、それが俺のやってきたことだ」

ブレイディやブリーズのようなQBたちはフィールド内外でのたゆみない働きによって評判を確立してきた。ハスキンズがその熱狂的なメンタリティを模倣しようとするのは賢い判断だろう。

しかしながら、ハスキンズは先発職を守るためにはメンタリティ以上のものがあることも知っている。ハスキンズはこのオフシーズンにフットワークに取り組み、プレーブックを学ぶためにコーチ陣と連絡を取ってきた。

「俺がいるこのオフェンスは本当に自分に合っていると思う」とハスキンズは語った。

また、ハスキンズはポケットの内外でのモビリティの改善に向けて減量にも取り組んだという。自身は常にポケットパサーだというハスキンズはその一方で、可動性を高めることも自分にとって有益だろうと指摘した。

アレックス・スミスという要素について、ハスキンズはベテランQBが共有してくれる知識はすべて吸い上げると述べている。

「アレックスについてはワクワクしているんだ。彼が100%の状態を取り戻すことを望んでいる。誰がQBルームにいようと俺は戦わなければならないし、彼はたとえオフェンスとそれほど練習していなくても、今でもハードにやっている。競争やドリルの中で対立することになったとしても、俺は彼が自分を高め、俺が彼を高めるように努力する。俺たちはアレックスを、それぞれの週に俺たちがプレーする相手に対して準備し、自分たちが次の週に向けて準備する上で、毎日俺たちを助けてくれるQBルームのメンターとして見ている」

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