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カレッジフットボールの状況に合わせた調整を考慮するNFL

2020年08月13日(木) 12:51


フィールドに置かれたフットボール【Aaron M. Sprecher via AP】

現地11日(火)にアトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)とサウスイースタン・カンファレンス(SEC)が計画通りの実施を発表した翌日、Big 12カンファレンスも同じ道を選ぶことを明らかにした。

Big TenとPac-12(パシフィック12)は秋季シーズンを行わないことを決定しており、カレッジフットボールのスケジュールには大幅な変更が見込まれる。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはNFLがそれらのスケジュール変更に合わせて便宜を図ると伝えている。Big TenとPac-12は2021年の春にフットボールシーズンを行う意向を発表済みだ。

Big 12の発表に先立って『Good Morning Football(グッド・モーニング・フットボール)』に出演したラポポートは「数人のNFLオフィシャルやいくつかのチームの重要メンバーに聞いた話からすれば、NFLはカレッジフットボールに便宜を図るためにできることは行い、基本的には彼らがここを乗り切るのを助け、すべての陣営にとってうまく機能するために彼らのスケジュール調整を助ける意向であることは明らかだ」と述べた。

「たとえば、カレッジフットボールが春にプレーするためにNFLカレンダーを動かしたり変更したりする必要がある場合などだ。NFLはそういったことを喜んで実行する。彼らはカレッジフットボールが自分たちにとってどれほど大きいか、よく分かっている」

NFLスカウティングコンバインは日程を変更する可能性があり、ドラフト自体も現在の団体労働協約(CBA)に従えば、NFLがNFLPAとの交渉を必要とする前の段階で最大で6月2日(水)まで遅らせることができる。

一方、NFLのスケジュールとしては、カレッジフットボールが放送枠を埋められなくなった場合に備えて、日曜日の地域で放送される試合を土曜日の午後、もしくは晩(一例として東部時間16時とプライムタイム)に振り替える準備をしているという。

スポーツ界がカレッジフットボールの運命を見守る中、多くの選手がプレーにとどまっている。結果がどうなろうと、NFLはそれに備えている。

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