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チーフス、スタジアムでの先住民族風の頭飾り着用を禁止

2020年08月21日(金) 11:07


アローヘッド・スタジアム【AP Photo/Charlie Riedel】

カンザスシティ・チーフスは現地20日(木)に、アメリカ先住民の文化への関心を高め、「カンザスシティエリアとの歴史的なつながりを持つ部族たちの豊かな伝統」を記念するための新たなポリシーを導入した。

ファンがネイティブアメリカンの頭飾りをつけてアローヘッド・スタジアムに入場することは禁じられる。フェイスペイントは許容されるものの“アメリカ先住民の文化や伝統を参照、もしくはそれに着眼したものについては禁じられる”という。

「ファンはスタジアム外部のセキュリティーチェックを通る前にアメリカ先住民風のフェイスペイントを消すことが求められる」と新ポリシーには記されている。

また、チーフスは“アローヘッド・チョップ”のチャントを“徹底して見直すプロセスに従事している”と述べ、“今後さらなる話し合いを行う”とした。

また、名物の大太鼓も調整の対象となる可能性があり、チームは「われわれのファンと選手を結びつける効果を保ちながらも、アメリカ先住民の文化におけるドラムの精神的な重要性をよりよく象徴するドラムデッキ(スタジアム上部の大太鼓が置かれたデッキ)のあり方についてすべての選択肢を検討する」と説明。

「これにはドラムのフォーカスをスタジアムの鼓動を象徴する何か他のものにいかに移行するかの議論が含まれる」と声明にはあった。

チームは過去6年に導入してきた多くの慣習を継続していく。その中には地域と歴史的なつながりのある部族のメンバーをチームのアメリカ先住民族伝統月間ゲームに招待することも含まれている。チーフスはまた、“地域および全国的なパートナーの提供による、より正式な形での教育プログラムの創出を検討”しているという。

「われわれはアメリカ先住民族のリーダーたちと行ってきた有意義な会話に感謝している。こういった重要な議題について話し合いを継続していくことが重要であり、今後も共に取り組んでいくのを楽しみにしている」

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