バイキングスがトレードでジャガーズDEガーコウを獲得
2020年08月31日(月) 14:10ジャクソンビルでの未来が不確定な状態になっていたディフェンシブエンド(DE)ヤニック・ガーコウが新しいホームを見つけた。
ミネソタ・バイキングスが2021年の2巡目指名権、ならびに2022年の条件付き5巡目指名権と引き換えにガーコウを獲得したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に伝えている。
第一報を伝えたのは『ESPN』だった。
NFLネットワークのイアン・ラポポートが後に報じたところによれば、両者はフランチャイズタグより数百万ドル単位で少ない金額の1年契約で合意したという。ガーコウはジャガーズでフランチャイズタグによって1,780万ドル(約18億8,000万円)でプレーする見込みだった。しかし、今は金額を減らしてでもデュバルを離れることを選び、改定された1,200万ドル(約12億7,000万円)の契約でプレーすることになったとペリセロは述べている。また、この契約にはノータグ条項がなく、2021年にバイキングスがガーコウにフランチャイズタグを用いることが可能だ。したがって、今後の各陣営にとって最良なシナリオは、長期契約になる(ガーコウは今年にフランチャイズタグをつけられているため、来るシーズンが終了するまで長期契約は不可能)。
ガーコウは日曜日に『Twitter(ツイッター)』で今回の動きに賛意を示す発言をしている。ラポポートが当初に報じたように、ガーコウはこれから身体検査と新型コロナウイルス(COVID-19)の検査を行うためにミネソタに向かうプロセスを開始するするだろう。これらの手続きが終わった際に契約にサインすると見られている。
It’s evident that my time in Jacksonville is up. But I want to say thank you to the organization for making it a home for myself for 4 years, and that I’ll never forget . That chapter is over with now. Nothing lasts forever. But I’m truly excited to start this new chapter! SKOL!
— Yannick Ngakoue (@YannickNgakoue) August 30, 2020
「ジャクソンビルでの俺の時間が終わりなのは確かだ。だけど、ここを4年にわたって俺のホームとさせてくれたこの組織に感謝したい。そのことを俺は決して忘れない。その章は今終わった。永遠に続くものなんてないさ。だが、新しい章を始めるのが本当に楽しみだ! SKOL!」
ガーコウがジャクソンビルに不満を抱いていることは、このオフシーズンにフランチャイズタグテンダーにサインしていない唯一の選手となっていたことから広く知られていた。長期契約を結ばないまま期限が過ぎたことによって、バイキングスはトレードを完了するために再構築した1年テンダーをまとめようとしているとペリセロは情報筋の話を元に伝えた。
またペリセロは、2022年の条件付き5巡目指名権はガーコウが最初の投票でプロボウルに選出された場合は4巡目指名権、それに加えてバイキングスがスーパーボウルに勝利した場合は3巡目指名権になる可能性があるとも述べている
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