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カウボーイズは新型コロナ感染拡大のリスクを冒す行動はしないとRBエリオット

2020年09月03日(木) 06:23


ダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオット【AP Photo/Adam Hunger】

トレーニングキャンプ中にもたらされた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連するニュース、特に選手やスタッフの陽性件数の少なさは励みになるものがある。

キャンプが終わり、シーズンが始まると、パンデミックの中でプレーすることの困難さが顕著になる。

トレーニングキャンプ中の選手たちは安全な建物の中で1日の大半を拘束され、移動はほとんどが施設の往復である。これからチームが試合モードに入れば、スケジュールが緩み始め、選手たちにより多くのダウンタイムが与えられ、アウェーゲームのための移動が開始される。

NFLとNFLPA(NFL選手会)が導入した進歩的なプロトコルのおかげでチームの施設は守られた空間となっているが、選手のオフタイムの過ごし方によって異なる種類のリスクが生じる可能性がある。

この夏にCOVID-19陽性と診断され、完全な回復までに1カ月かかったと明かすダラス・カウボーイズのランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットは報道陣に対し、選手が目標を目指しながら安全を保つことに自信を持っていると話した。

「俺たちは皆、フットボールをするためにここにいる」とエリオットは『Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)を通じて語った。「俺たちはそれを危険にさらすような間抜けなことをするつもりはない。誰かの話をしているんじゃない。すぐ隣にいる人のことを言っているんだ。隣にいる人を病気にさせたくない。彼が帰宅して、その家族にも病気になってほしくない。どっちかと言えば責任の問題であって、お互いが責任を果たさないといけない。誰かの話じゃないんだ。ロッカールームで自分の周りにいるヤツらとその家族のことだからね」

選手とコーチがお互いに責任を持ち続けることは、シーズンを滞りなく進めるための長い道のりとなるだろう。シーズンの序盤に選手やコーチらが安全から曲折することはないと言うのは簡単だ。今から12週間後にも規制が続いている場合、今と同じことが言えるのか。すでに立場を確立させているベテラン、とりわけ家族を持つ選手にとってみれば危険な状況に身を置くことを控えるのは比較的簡単だ。人生で初めて銀行口座に大金が振り込まれた21歳のルーキーにとってはどうか。パーティーを控えることができるだろうか。

エリオットは、リーグが実施した大規模な検査が皆の安全を守るのに役立ち、COVID-19の脅威が続く中でプレーすることの深刻な性質を思い出させてくれると信じている。

「毎日検査を受けているんだ」とエリオットは言う。「施設にいる限りは明らかに安全だと思うし、ソーシャルディスタンシングもできる限り行う。キャンプを離れたら皆が規律を守る。そして、このチームの皆と皆の家族を脅威から守り続ける」

シーズンを通してベストな自己防衛策を講じたチームが2020年の残りのリーグで優位に立つだろう。

【SC】