ペイトリオッツはRBフォーネット獲得に動く気配なし
2020年09月03日(木) 00:12ニューイングランド・ペイトリオッツは新しくフリーエージェント(FA)となったランニングバック(RB)レナード・フォーネットを獲得する有力候補になると見られていた。だが、それは実現しそうにない。
チームに近い筋からの情報として、彼らがフォーネットの獲得に動くつもりはないようだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ジアルディが報告している。
400万ドル(約4億2,000万円)という彼の契約を引き受けるチームが現れず、フォーネットは現地1日(火)にウェイバーを通過した。条件付きの遅い指名権との引き換えでさえトレードが成立しなかったことを考えれば、彼をウェイバーから獲得しようというチームがいなかったのも驚きではない。
オフェンスの移行に伴うポジション的な必要性から、アナリストたちはフォーネットに適した行き先としてペイトリオッツを候補に挙げていた。
ソニー・ミシェルはけがで療養中のため、2年目のデイミアン・ハリスに仕事の大部分を引き受けるチャンスが巡ってきた。どうやら元3巡目指名のハリスがペイトリオッツのバックフィールドを率いることになりそうだ。
ペイトリオッツとしては、パッシングゲームであまり活躍していないフォーネットのような選手を入れるより、現在の多様なバックフィールドでいいという考えなのかもしれない。ハリスとミシェルの他に、ペイトリオッツにはジェームス・ホワイト、レックス・バークヘッド、ドラフト外フリーエージェント(UDFA)のJ.J.テイラーと、最近PUPリストを外れたラマー・ミラーがいる。
フォーネット獲得に関心がないことを公表しているチームはペイトリオッツだけではない。
ロサンゼルス・ラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイは1日、チームとして彼の獲得には興味がないと発言している。
「彼は良い選手だが、われわれは今いる選手たちに満足している。外部の誰かに目を向けるつもりはない」とマクベイは『L.A. Times(L.A.タイムズ)』に語った。
ルーキーのキャム・エイカーズの力を見極めたいというのがラムズの考えなのだろう。マクベイはオフシーズンを通して、エイカーズ、マルコム・ブラウンとダレル・ヘンダーソンの組み合わせに満足だと主張してきた。ラムズにはフォーネットと親しいコーナーバック(CB)ジャレン・ラムジーがいることから、点と点がつながることも考えられたが、どうやらチームにその気はないようだ。
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