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RBベルのパッシングゲーム起用増加を望むジェッツHCゲイズ

2020年09月03日(木) 09:18

ニューヨーク・ジェッツのリビオン・ベル【AP Photo/Steven Ryan】

ヘッドコーチ(HC)アダム・ゲイズはランニングバック(RB)リビオン・ベルがニューヨーク・ジェッツのためにボール運び以上の仕事ができるという構想をあたためている。

ゲイズHCは現地1日(火)、二重の脅威を持つベルを2020年はもっとパッシングゲームに取り込んでいきたいと述べた。

「彼がもっと爆発的なプレーを作り出すためにボールを取得するに当たって、もっと良い方法が見つけられるような気がする」とゲイズHCは『NY Daily News(ニューヨーク・デイリーニューズ)』紙のマニッシュ・メータ記者に語った。「われわれは彼を昨年よりももっといいスペースに送ることができる。去年はレシービングゲームでたくさん良いことが起きたと思うが、われわれは彼が仕事をするために十分なスペースを与えていなかったと思う。なぜなら、それが彼のゲームなんだ。もし彼に仕事するだけのスペースがあれば、相手のミスを誘導して・・・。われわれはあらゆる手段を講じて、彼ができるだけボールをスペースに送るためのできるだけ多くの方法を見つける必要があると思う」

ベルをもっとパスアタックに起用したいと発言することがゲイズHCにとって注目に値すべきことだという事実自体に、ジェッツファンは落胆して首を振るだろう。ベルをパスキャッチャーとして常用しないのは、スポーク(スプーンとフォークが組み合わさったもの)でまったく何もすくい上げられないようなものだ。今、スポークを使う利点は何なのか?

ゲイズのもとで過ごした1年目のベルは、78回のターゲットで66のパスをキャッチした。これらの数字は馬鹿にできないが、両方とも彼のルーキーイヤー以降のフルシーズンで最低の数字にあたる。ベルの1キャッチ当たり7.0ヤードは、けがに苦しんだ2015年シーズンを除いてキャリア最低だった。

ベルをもっとパッシングゲームに起用することは、故障者を抱えレシーバースポットに問題があるジェッツにとって実に簡単なことだ。

「われわれが、もしくは彼が、これまでに試したことがないであろういくつかのことを試してみるつもりだ」とゲイズHCは言った。「または、導入の初期にはなかったようなことを。われわれはかなり深く掘り下げて、彼らを取り込んできた。明らかにバックスの人数が少なくなっていることもあり、バックスを取り込んでパッシングゲームを展開していくべきだと思った。それを実現するちょうどいいタイミングだ」

「彼は自分のルートツリーが広がっていくのを目にすることができるし、われわれは新しいことに挑戦していきたい」とゲイズHCは続ける。「もし彼が気に入れば、それを続けていく。もし彼にとって気に入らないことがあったら、それはやめる」

クオーターバック(QB)サム・ダーノルドのプレーメーカーのひとりとして、ジェッツは可能な限りベルを有効活用する必要がある。ゲイズHCがフランク・ゴアをもっとフィールドに出すことを決めた様子からすると、RBが2人のセットでベルをパスキャッチャーとして起用することは、才能に満ちあふれたベルにとって有益になるかもしれない。

【SC】