ワシントンのリベラHC、先発QBにハスキンズを指名
2020年09月03日(木) 10:05クオーターバック(QB)に競争させるというヘッドコーチ(HC)ロン・リベラの主張は、シーズン開幕の11日前に終了した。
ワシントン・フットボール・チームのHCであるリベラは、ドウェイン・ハスキンズがシーズン第1週のフィラデルフィア・イーグルス戦で先発すると現地2日(水)に述べている。
「ドウェインは1月にわれわれが話したことすべてを備えている」とリベラHCが語ったと『Washington Post(ワシントン・ポスト)』が伝えた。
1月に就任したリベラHCは、ハスキンズは先発職を勝ち取らなければならないという姿勢を保っていた。ドラフト前にNFLスカウティングコンバインでルーキーを物色し、カイル・アレンをトレードで獲得したほか、アレックス・スミスがQB争いに加わるとの発言を繰り返すことで、リベラHCは決してハスキンズに安穏とさせなかった。
これらのほとんどが――特にアレンがハスキンズから先発を奪う可能性があるという主張は――2年目のハスキンズのモチベーションを上げようという策略だったらしい。それがうまく機能したようで、ハスキンズの職業倫理については良いニュースしか届いておらず、新たなオフェンスのスキームを取り入れている模様だ。
ルーキーとしてハスキンズはアップダウンのあるシーズンを過ごした。時にその長い腕がワイドレシーバー(WR)テリー・マクローリンにレーザービームのようなパスを投じ、次第に成長している様子が見えていた。一方でディフェンスの読みを外し、いいかげんなフットワークであまりに多くのサックを被ることもあった。チームは2年目を迎えるハスキンズに、ムラをなくすことを希望している。
これからの試合をまとめ上げられれば、ハスキンズにはNFLで輝かしい先発QBになれるだけの才能がある。
たとえチームが他の決断を下すという話のすべてが単純にモチベーションを上げるための戦略だったとしても、プロ2年目のハスキンズはコーチングスタッフに、先発として必要なものを備えていることを証明してみせた。
【A】