ダラス・カウボーイズはこのオフシーズンにフリーエージェント（FA）の獲得を通じてディフェンス陣に投資してきたが、2020年シーズンの開幕を控えて一人のニューカマーを放出している。

ベテランセーフティ（S）ハハ・クリントン・ディックスが現地3日（木）にリリースされたと『NFL Network（NFLネットワーク）』のジェーン・スレーターが報じている。クリントン・ディックスは5カ月前にカウボーイズと375万ドル（約3億9,000万円）の1年契約を結んでいた。チームは後に認めたこの動きによってキャップスペース上で150万ドル（約1億6,000万円）をセーブできる一方、保証された金額としてクリントン・ディックスに225万ドル（約2億4,000万円）を支払う必要がある。

これを受けてカウボーイズが最近ボルティモア・レイブンズからリリースされたアール・トーマスをターゲットにしているのではないかとの推測が出ているものの、スレーターは今回の動きが必ずしもテキサス出身のトーマスのカウボーイズ入りを意味するわけではないと述べている。

27歳のクリントン・ディックスはジェフ・ヒースがこのオフシーズンにラスベガス・レイダースと契約を結んだあとを埋めるためにカウボーイズに加入していた。これにより、クリントン・ディッグスはグリーンべイ・パッカーズ時代にドラフト全体21位で自分を指名したマイク・マッカーシーヘッドコーチ（HC）と合流。2018年にパッカーズからトレードに出されたクリントン・ディッグスは、続くシーズンをシカゴ・ベアーズで送っていた。

驚きのリリースはこのオフシーズンに鼠径部の痛みを抱えていたSゼイビア・ウッズの健康状態が改善していることを示すのかもしれない。しかしながら、Sのデプスは心配の種になる可能性がある。

クリントン・ディックスを放出した今、昨シーズンにカウボーイズで4戦に先発したダリアン・トンプソンが先発の役割を担うことになりそうだ。他にはドノバン・ウィルソンやルーサー・カークが控えている。

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