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元ブラウンズWRアントニオ・キャラウェイがドルフィンズの練習生に

2020年09月07日(月) 14:10

クリーブランド・ブラウンズのアントニオ・キャラウェイ【AP Photo/David Zalubowski】

ワイドレシーバー(WR)のアントニオ・キャラウェイがNFLでのキャリアを復活させるチャンスを得た。

フロリダ出身のキャラウェイがマイアミ・ドルフィンズの練習生(プラクティススクワッド)としての契約に合意し、出身地に戻ることになったと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地6日(日)に報じた。キャラウェイは2020年シーズン序盤の7試合で出場停止となっているが、ミーティングに出席し、けがのリハビリを行うことはできると、ラポポートは付け加えている。

この報道に対して、キャラウェイのエージェントであるマルキ・カワは「地元のチームでの2度目のチャンスという今のポジションを得るために、アントニオが行ってきたここ数カ月間の努力を誇りに思う」とラポポートに話している。

NFLネットワークのトム・ペリセロが伝えたところによると、ドルフィンズは金曜日の練習にキャラウェイを呼んだとのことだ。日曜日の展開は、キャラウェイのリーグ復帰への道のりにとって良い兆候といえる。

2018年のドラフトでクリーブランド・ブラウンズに4巡目指名されたフロリダ大学出身のキャラウェイは、ルーキーシーズンで輝いた。16試合(先発11試合)に出場し、キャッチ43回で586ヤードを稼ぎ、5回のタッチダウンを決めている。

ところが、有望なWRとして期待されていたブラウンズでの2シーズン目は、NFLの薬物乱用ポリシーに違反したことにより最初の4試合が出場停止となり、悲惨な結果となった。第5週を前にアクティブになったものの、4試合に出場したところでミーティングや練習への遅刻が続き、11月14日にリリースされている。キャラウェイはリリース時に10試合の出場停止処分を受け、それを不服として申し立てていた上告で敗訴した。

最後は短命だったXFLでカムバックを試みたが、足のけがに苦しみ、フィールドに出る前に故障者リザーブ入りとなっていた。

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