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ブラウンズとRBハントが2年14億円で契約延長

2020年09月09日(水) 09:49

クリーブランド・ブラウンズのカリーム・ハント【AP Photo/Jason Behnken】

ランニングバック(RB)カリーム・ハントは今後数年にわたってクリーブランドにとどまる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地8日(火)、ハントとクリーブランド・ブラウンズが2年1,325万ドル(約14億円)の契約延長に合意したと、状況を知る人物の話を元に伝えている。ブラウンズも後に、ハントが2022年シーズン末までの延長契約にサインしたと認めた。

ハントは2020年を1年325万9,000ドル(約3億5,000万円)の制限付きフリーエージェント(RFA)テンダーでプレーすることになっていた。今、オハイオ州出身のハントは同じ州にあるクリーブランドに3年間とどまることになっている。

2017年にカンザスシティ・チーフスからドラフト3巡目で指名を受けたハントは、ロケットのような印象的なキャリアを送ってきた。ハントはルーキーシーズンにキャリー272回で1,327ラッシングヤード、タッチダウン8回に加え、キャッチ53回で455ヤード、タッチダウン3回をマークしている。

輝かしいプレーは2018年も続いたが、女性へ暴力をふるっている動画が明るみになった際にチーフスからリリースされた。

2019年にはブラウンズと契約し、シーズン最初の8戦で出場停止処分を受けている。

昨年に戻ってきてからのハントはブラウンズのバックフィールドでニック・チャッブとパワフルな1-2コンボを結成。8試合でキャリー43回、179ヤード、タッチダウン2回、キャッチ37回で285ヤード、タッチダウン1回という数字を残した。一方のチャッブはNFLのリーディングラッシャーまであと一歩のところまで迫っている。

ジェネラルマネジャー(GM)のアンドリュー・ベリーは声明でこう述べた。

「カリーム・ハントはわれわれのオフェンスにおいて核となる要素だ。彼は素晴らしいチームメイトにして見事な働き者であり、自らのホームタウンで長きにわたって成功したいという確固たる望みを持っている。人間としての成長はしばしば直線的なものではなく、カリームは最も良い自分になろうと努力を続けており、彼がたどってきた償いの歩みをわれわれは誇りに思っている。彼は――現在の個人としての道を続ける限り――自分の前にあるチャンスを理解しており、彼が今後も続けるだろうわれわれのチームへの貢献に期待している」

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