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スティーラーズLBライアン・シェイジアーが正式にNFL引退を表明

2020年09月10日(木) 13:45

ピッツバーグ・スティーラーズのライアン・シェイジアー【AP Photo/Fred Vuich】

今から1,010日前にタックルで脊髄を損傷してから、ピッツバーグ・スティーラーズのラインバッカー(LB)であるライアン・シェイジアーの人生は変わってしまった。

2017年12月4日のその日以来、いつか試合に戻れると信じてシェイジアーは1歩ずつ闘ってきた。この前向きなLBの願いを疑う者はいなかった。

現地9日(水)にシェイジアーはフットボールからの引退を正式に表明した。

「フットボールは俺の望んでいたもの、そしてそれ以上のものを与えてくれた。努力、献身、チームワークを教えてくれた」とシェイジアーはソーシャルメディア上のメッセージの中で話した。「大学とNFLに連れて行ってくれた。稼ぐことができた。ほとんどの人が夢見ることしかできない人生を与えてくれた。今日は、今でもフットボールを愛していることを世界に知ってもらいたい。フットボールが与えてくれた全てのものにどれだけ感謝しているかを。そして俺が愛したゲームから正式に引退することを世界に知らせる」

「ありがとう」

スティーラーズはけがの後、シェイジアーの契約を2年延長し、PUP(故障者)リスト入りという形で組織の一員として治療を受けられるようにした。今年の3月にスティーラーズは彼をリザーブ/引退リストに置いている。

水曜日はシェイジアーの公式引退声明をもたらした。

「俺のようにフットボールの試合をプレーしていると、自分がスーパーマンだと思い込んでしまう。誰も止められないと。でも、けがをした瞬間にスーパーマンではなくなって、それを理解するのに苦しんだ。だけど、神は全員に何かしらの目的を与えているはず。そう考えるようにした。20年間も俺にフットボールをやらせてくれたんだ。だから今度は、神が望んでいることをする時がきた」とシェイジアーは話している。

ライアン・シェイジアーの物語の次の章は始まったばかりだ。それは最高の部分の始まりになるかもしれない。

【R】