CBアキブ・タリブが12年を経て引退、メディアの世界へ
2020年09月10日(木) 15:055度のプロボウラーであるコーナーバック(CB)アキブ・タリブがレシーバーたちともみ合う厳しい仕事を完了した。
オールプロにも選出されていたタリブは、12年のNFLキャリアに終止符を打つことを発表している。今後はメディアの世界に身を転じて“Call to the Booth(コール・トゥ・ザ・ブース)”というタイトルの“マルチプラットフォームのポッドキャスト”に取り組むという。
おしゃべりでタフなディンフェンダーは、タリブらしいスタイルで引退を表明した。ソーシャルメディア上の動画を通して別れを告げたタリブは、ビル・ベリチックヘッドコーチ(HC)にタイトエンドのカバーを手助けするためにもう1シーズン戻ってくるよう頼まれたと語っている。
タリブはもう一度契約を結ぶことを望んでいた一方、ペイトリオッツのスケジュールを見てジョージ・キトルやトラビス・ケルス、ダレン・ウォーラーといった選手たちをカバーすることを考えた際、今が引退のときだと実感したのだと明かした。
「正直なところ、もうそういう気分じゃなかったんだ」とタリブは語っている。
かつてタンパベイ・バッカニアーズから1巡目で指名されたタリブは、シーズン半ばでのトレードを経て2012年と2013年にニューイングランド・ペイトリオッツでプレーした。ペイトリオッツを離れた後はデンバーで4年間を送り、スーパーボウルリングを手にしたほか、マイケル・クラブツリーの金のネックレスをちぎったことで乱闘につながったこともよく知られている。
タリブは過去2年をロサンゼルス・ラムズで過ごした。2019年はわずか5試合に登場したのみで、肋骨の負傷によってIRリスト(故障者リスト)入りしている。タリブはシーズン半ばにマイアミ・ドルフィンズへとトレードされた。
レシーバーをルートから引きはがすことのできるフィジカルなCBにして、活気に満ちたスタイルで知られたタリブ。今後はメディアの世界からNFLのスポットライトの中にとどまることは間違いないだろう。
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