ミネソタ・バイキングスのランニングバック（RB）ダルヴィン・クックは、現地13日（日）に自分たちの2020年シーズンが始まる前に契約を手に入れたいと願っている。しかし、もしそれが地区のライバル、グリーンベイ・パッカーズとのキックオフまでになされなかったとしても、手を抜くようなことはしないと語った。

「コーチのジム（マイク・ジマー）が俺の名前を呼ぶなら、俺は出るよ」と9日（水）にクックは『The Minnesota Star Tribune（ザ・ミネソタ・スター・トリビューン）』に語った。

バイキングスとクックは補償について同意できず、8月半ばに契約交渉を打ち切っていた。元2巡目指名のクックは3年間で16試合をフルにプレーしたことがない。

「俺は今まで一度も周りの誰かを気にしたことはない」とクック。「みんな人間だ。フィールドに出たなら懸命になってやるべきことをやり、それに対する報酬がついてくることを期待する。俺はただバイキングスとエージェントが俺のことを正当に評価する合意に達することを望んでいるだけだ。それまでは、自分の番を待つだけさ」

25歳のRBは今でも新しい大型契約に希望を持っているというが、それによって2020年のパフォーマンスが妨げられることはないという。

「もし俺が誰かを人として評価するなら、その評価に見合った扱いをする。それと同じだ」とクックは述べた。「俺に対しても同じことを望む。俺はフィールド上で1,000％を出す。施設に来るたび、コミュニティーに出ていくたびにそうする。それと同じことだ。言ったように、両者がフィールドの内外でダルヴィン・クックを評価できる合意に達することを願っているだけ」

RBマーケットではカロライナ・パンサーズのクリスチャン・マカフリーが年間1,600万ドル（約17億円）で高額年俸のトップに立っている。次点がダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオットで1,500万ドル（約16億円）、さらにニューヨーク・ジェッツのリビオン・ベル（1,310万ドル／約14億円）、ヒューストン・テキサンズのデイビッド・ジョンソン（1,300万ドル／約13億8,000万円）と続く。テネシー・タイタンズとの長期契約に調印したデリック・ヘンリーは年間1,250万ドル（約13億3,000万円）の契約だ。ジョー・ミクソンは最近シンシナティ・ベンガルズと年間1,200万ドル（約12億7,000万円）相当の契約にサインした。

バイキングスは最近トレードでヤニック・エンガーコエを手に入れてサラリーキャップに近づいているため、クックの早期契約は彼が2020年のサラリーキャップを膨らませない契約を受け入れない限り、いっそう難しくなった。

両者が長期契約に合意できなければ、バイキングスはクックにフランチャイズタグをつけて、少なくともあと1年彼をミネソタに留め置こうとするかもしれない。

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