2020年NFLシーズンのキックオフを目前に控え、選手たちは社会的正義の取り組みを促進する上で最も人目を引く舞台を有している。

現地10日（木）朝、関係者の話として『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロは、カンザスシティ・チーフスとヒューストン・テキサンズの選手たちが人種差別を訴え、団結を見せるために、試合前に合同デモの開催を検討していると伝えた。

ペリセロによると、協議されているのは国歌斉唱の間、両チームがロッカールームにとどまる案だという。

今シーズン、NFLは選手たちが声を上げることを奨励しており、リーグはシーズン第1週およびシーズン全般にわたって社会的正義のメッセージを強く訴えていく計画だ。

キックオフゲームにおける計画は、チーフスのクオーターバック（QB）パトリック・マホームズ、テキサンズのQBデショーン・ワトソン、ワイドレシーバー（WR）ケニー・スティルスを含む両クラブのチームリーダーの間で流動的なままとなっており、一連の動きは今年の初戦が始まる前に決定される。

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは先日、『YouTube（ユーチューブ）』で配信中の『Uncomfortable Conversations with a Black Man（黒人男性との気まずい会話）』シリーズの中で、元NFL選手のエマニュエル・アチョと対談し、選手の抗議活動を支持すると述べた。

グッデルは「もちろん（支持する）。これまでに国歌斉唱の違反で選手を罰したことは一度もない。私は彼らを支持する」とコメント。

シーズン第1週キッキオフでは国歌斉唱時の平和的な抗議活動を大いに期待しよう。NFL選手たちにとってはメッセージを発する最大のステージとなる。第一声がまもなく発せられる。

【SC】