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カーディナルスがスーパーボウルを制覇したら引退するとWRフィッツジェラルド

2020年09月12日(土) 05:20


アリゾナ・カーディナルスのラリー・フィッツジェラルド【AP Photo/Elaine Thompson】

ラリー・フィッツジェラルドはアリゾナ・カーディナルスで17年目のシーズンを迎えている。未来の殿堂入りを約束されたワイドレシーバー(WR)のフィッツジェラルドの周辺では、過去数シーズンにわたって引退のうわさが渦巻いていた。

彼の引退が確定する条件が1つある。それは何か? カーディナルスがスーパーボウルで優勝することだ。

「それは間違いなく俺の集大成になる」と現地10日(木)、フィッツジェラルドはチーム公式サイトで語った。「そうなったら、もう俺をここで見ることはなくなるだろうな」

もしカーディナルスがスーパーボウルを制覇し、ハッピーエンドでフィッツジェラルドが去っていくとしたら、NFL史で屈指のキャリアが幕を閉じることになる。彼のキャリアリストで最後に残されたゴールは、ロンバルディ・トロフィーを掲げることのようだ。

初めてスーパーボウルに到達した2008年、フィッツジェラルドがカート・ワーナーの主要ターゲットとしてボールを運び、ポストシーズンの4試合で30回のレシーブと546ヤードを記録、7回ものタッチダウンを決めた時と違い、今回ベテランWRが担うのは補助的な役割だ。

WR陣にディアンドレ・ホプキンスやクリスチャン・カークが加わったことで、フィッツジェラルドはこれまでキャリアの大半とは違う役割でプレーしなければならなくなった。

「俺が焦点(になる)かどうかは気にしちゃいない」とフィッツジェラルドは述べた。「こっちにボールが来ればキャッチする。ブロックが必要ならブロックする。要求されることを何でもやるさ。キャッチ1回、タッチダウン1回、1ヤードが増えたところで何かが変わるわけじゃない。俺のレガシーはすでに強固なものだ。俺はただチャンピオンシップに勝ちたいだけ。ディビジョンタイトルを争いたい。俺にとって重要なのはそういうものだ」

2年目の活躍が期待されるクオーターバック(QB)カイラー・マレー、トレードで来たホプキンス、そして1巡目指名のラインバッカー(LB)アイザイア・シモンズとディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー候補のチャンドラー・ジョーンズによって守備が改善されたカーディナルスは、2020年にちょっとした波を起こす可能性を持っている。

NFLで最もタフなディビジョンにいる分、プレーオフ進出への道は険しいだろう。しかし、何年も底辺をさまよい続けた後で、フィッツジェラルドは少なくともシーズンの初めにスーパーボウル出場が可能だと夢を見させてくれるチームを手に入れた。

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