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ハムストリング負傷のジェッツRBベルはIRリストに

2020年09月16日(水) 09:08

ニューヨーク・ジェッツのリビオン・ベル【AP Photo/John Munson】

ニューヨーク・ジェッツのランニングバック(RB)であるリビオン・ベルが、これまでにもトラブルを抱えてきたハムストリングが原因でしばらくの間フィールドから離れることになる。

ジェッツがベルをIRリスト(故障者リスト)に置いたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のキム・ジョーンズが現地15日(火)の午後に伝えた。火曜日にジェッツのIRリスト上で目立っていたのはかつてピッツバーグ・スティーラーズで傑出した活躍を見せていたベルだけではない。新人ワイドレシーバー(WR)デンゼル・ミムス(ハムストリング)や先発ラインバッカー(LB)ブレイク・キャッシュマン(鼠径部)らの名もそこには記載されていた。

ゴッサムでの2シーズン目を開始する前から、ベルのハムストリングの問題は話題になっていた。

ヘッドコーチ(HC)アダム・ゲイズは8月最終週にハムストリングの張りを理由にベルを練習から除外した。ベルはこの対応に公に不満を示し、ゲイズHCは後に話し合いによって2人の関係は修復されたと語っている。現地13日(日)にAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区のライバルと対戦した際、ベルは再び試合を途中で離脱。ゲイズHCはハムストリングを保護したベルを後半で戻さなければよかったと悔いている。今や、もう議論の余地はない。

今回、ベルの戦線離脱は避けられなくなっている。ベルのハムストリングは明らかに問題を抱えており、今後3週間は練習と試合を逃すことになる。

困難な道のりを歩むベルとジェッツの最新章が今回の問題だ。2019年シーズンを前にジェッツに加わったベルは、昨年にほとんどのカテゴリーでキャリア最低の数字を残し、スクリメージヤードは1,250ヤード、タッチダウンは4回となっていた。

ベルが治療に専念する中、ジェッツは衰えを知らないベテランのフランク・ゴアやジョシュ・アダムスにバックフィールドの仕事を任せることになりそうだ。ジェッツはまた、RBケイレン・バラージと契約したことを発表している。バラージはマイアミ・ドルフィンズで先発を務めていたが、ジェッツがトレードでの獲得を試みたものの、身体検査に合格しなかったという一件があった後にリリースされていた。

ジェッツは今週末、ホームでの初戦にあたる試合でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)王者のサンフランシスコ・49ersと対戦する。

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