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テキサンズ対チーフス戦の観客1人が新型コロナ陽性

2020年09月18日(金) 10:48

ヒューストン・テキサンズ vs. カンザスシティ・チーフス【AP Photo/Jeff Roberson】

アローヘッド・スタジアムで開催されたカンザスシティ・チーフスの試合を現地で観戦していたファンの一人が新型コロナウイルス(COVID-19)検査で陽性だったことをカンザスシティの衛生当局が発表した。

チーフスは現地17日(木)、陽性だったファンとかかわりがあった可能性のある後援者や従業員を確認するための接触者追跡情報をはじめ、関連する情報を提供すべく衛生当局と協力していると認めている。

「駐車場やチケットのスキャニング情報、映像の確認などを含むチームが実施している接触者追跡のメカニズムからは、陽性だった個人と同伴者たちはマスクの着用義務を守ってスタジアムに入ったことが示されている」とチーフスの声明には記されていた。

「このプロセスによってチームはこの個人と共に座っていた他のゲストや、この個人が接触した可能性のあるサービススタッフ、スタジアム入場時にこの人物の近くにいた他のチケット保有者たちを特定している。通知から数時間の間にチーフスは一行の中にいた他のメンバーの氏名や経路の詳細情報、入場の位置を正確に把握しており、これらの情報は保険局に提供された。スタジアムの追跡能力は、このゲストの活動を知るために、サーズデーナイトの試合につながる日とその後日まで伝達網を拡張できる」

「この個人とその人物を含むグループはスタジアムの下層階に着席していた。設計上、スタジアムのCOVIDプロトコルプランは露出の可能性を単独の座席ゾーンに限定している。陽性の人物とかかわったことが分かっているスタッフの全員が、マスクを含む個人を保護する装備品(PPE)の着用を義務づけられていた。さらに、スタジアムで実施されていたプロトコルは、全観客に対してスタジアム内部でのマスク着用を義務づけている」

カンザスシティ保険局は先週の木曜日に新型コロナウイルスにさらされた可能性のある10人のファンに自主隔離を通達したと明かしている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは、新型コロナウイルスのパンデミックが続く期間には陽性のケースが発生することもリーグの見通しにあったと伝えた。

チーフスは先週木曜日に開催されたヒューストン・テキサンズとのシーズン開幕戦におよそ1万6,000人の観客を動員していた。開幕週にファンの入場を可能にしていたのは、他にはデンバー・ブロンコスとジャクソン・ビルジャガーズのみだ。

今週のサーズデーナイトではクリーブランド・ブラウンスがシンシナティ・ベンガルズを迎えて行う試合に6,000人の入場を許容する。ダラス・カウボーイズとインディアナポリス・コルツも、大幅に収容人数を減らしてファンを入場させる予定だ。

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