現地21日（月）の夜、ラスベガス・レイダースのヘッドコーチ（HC）であるジョン・グルーデンが2020年シーズン開幕前に新型コロナウイルス（COVID-19）に感染していたことを明かした。

グルーデンHCは月曜日の夜に行われ、勝利を収めたニューオーリング・セインツとの試合の中で常時適切にマスクを着用していなかったことについての質問を受けた際、自らの経験について報道陣に語っている。グルーデンHCが試合に臨んでいる間に、他に3人のHCがサイドラインでフェイスカバー等を適切に装着していなかったかどで罰金を科されたとのニュースが伝えられていた。

『ESPN』のポール・グティエレスによれば、グルーデンHCは報道陣に「私は最善を尽くしている。私もかつてウイルスを持っていた。私は最善を尽くしているし、これについては非常に繊細になりつつ、プレーコールしている。私はただ、こういった状況の中でコミュニケーションを取りたいだけだし、罰金を科されたならそれを払わなければならない。だが、これについて私は非常に敏感だし、謝罪する」と語ったという。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロが8月の初めに、レイダースが選手らにグルーデンHCの新型コロナウイルス陽性を伝えたものの、これはいざという時に備えるための仕掛けであり、実際には感染していなかったと報じている。

報道陣との話ではそれ以上に触れなかったグルーデンHCだが、『Oakland Tribune（オークランド・トリビューン）』のジェリー・マクドナルドは後にグルーデンHCとテキストでやりとりしたと『Twitter（ツイッター）』で述べた。マクドナルドによれば、グルーデンHCは7月中盤に新型コロナウイルスに感染し、それについては公にする予定ではなかったものの、教訓としてフェイクでチームに伝えたと一般的に考えられていることには立腹していたという。

新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、NFLの3人のHCが感染したことを公にしていた。その3人とはショーン・ペイトン（ニューオーリンズ・セインツ）、ダグ・ペダーソン（フィラデルフィア・イーグルス）、アンソニー・リン（ロサンゼルス・チャージャーズ）だ。

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