チャージャーズQBテイラー、次戦までに100%の回復は望めず
2020年09月24日(木) 09:12ロサンゼルス・チャージャーズのヘッドコーチ(HC)であるアンソニー・リンは一貫して、健康状態が100%のときのタイロッド・テイラーはチームのクオーターバック(QB)であり続けると話していた。
だが、次の試合に向けてテイラーの準備が整うことはなさそうだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地23日(水)に放送された『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』の中で、肋骨の負傷に対して用いられた鎮痛剤によって合併症を起こしたテイラーがシーズン第3週の試合でプレーする可能性は低いと報告している。
「この日曜日に彼が100%の状態であることは論理的には可能だが、私が知る状況からすれば、それはなさそうだ」とラポポートは述べた。
病院に搬送されたテイラーは日曜日に退院している。ベテランQBのテイラーは金曜日の故障者報告に肋骨の負傷と記載されていたものの、胸部を保護するジャケットを着用して出場する意向だった。しかし、薬品による合併症が起こったため、シーズン第2週の試合は欠場となっている。
チャージャーズは31歳のQBであるテイラーに慎重な姿勢を取ることが予想され、第3週も戦列を離れることになりそうだ。
キックオフの直前に先発QBを務めることを知ったジャスティン・ハーバートは、デビュー戦で活躍を見せた。ハーバートはポケットで安定性を見せ、強い腕と、ポケット内外の巧みな移動力を示し、初めての試合を通して成長している。
ルーキーが活躍したにもかかわらず、先発としてのテイラーに置くリンHCの信頼は厚い。今季未勝利のカロライナ・パンサーズと対戦する第3週にハーバートが先発し、さらに優れたプレーを見せれば、コーチの決断はさらに難しいものになるかもしれない。
ハーバートが今季のどこかの時点で先発を担うことはずっと予想されてきた。ドラフト上位で指名されたQBがシーズン全体を見学で終えることは珍しい。負傷があった影響で、ハーバートは第2週にそのチャンスを得た。リンHCの考えを変えることができるかは、今後のプレー次第だ。
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