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カウボーイズQBプレスコットとビルズQBアレンが第2週の最優秀選手に

2020年09月24日(木) 15:20

ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Ron Jenkins】

現地20日(日)の試合で400ヤード以上のパスを記録し、チームを劇的な勝利に導いた2人の選手を筆頭に第2週のNFL週間最優秀選手賞(POTW)が出そろった。

ダラス・カウボーイズのクオーターバック(QB)ダック・プレスコットとバッファロー・ビルズのQBジョシュ・アレンは見事な数字を叩き出し、それに見合ったタイトルが与えられる形となっている。

ホームスタジアムでの初試合でアトランタ・ファルコンズを迎え撃ったダラス・カウボーイズは40対39の逆転勝利でファンを釘づけにし、プレスコットはキャリア3回目となるNFCプレーヤー・オブ・ザ・ウイークに選出された。1試合で400 ヤード以上のパスヤードを記録し、ラッシングタッチダウン3回を決めた初めてのNFL選手となり、歴史にその名を残している。剛腕のプレスコットはパスを47回中34回成功させて(成功率72%)450ヤードを稼ぎ、タッチダウン1回とインターセプトは0回。レーティングは109.4を獲得している。さらに、自らの足でエンドゾーンにボール運ぶタッチダウンを3回決めた。

自らも走るもう1人のQB、アレンはマイアミ・ドルフィンズとの対戦でビルズを31対28の勝利に導き、AFCの攻撃部門プレーヤー・オブ・ザ・ウイークを手にした。向上し続けるパスセンスを見せつけたアレンは、35回中24回成功させたパス(成功率68%)で417ヤードと4回のタッチダウンを達成し、147.0のレーティングを得ている。そしてチームは2勝0敗のスタートを切った。アレンにとっても3回目のPOTWとなる。

AFC守備部門のプレーヤー・オブ・ザ・ウイークに選ばれたピッツバーグ・スティーラーズのラインバッカー(LB)T.J.ワットは、デンバー・ブロンコスを26対21で制した試合で大きな原動力となった。ワットはタックル4回、サック2.5回、タックルフォーロス2回を記録している。QBヒットも4回決めた元1巡目指名選手のワットも、先の2人とそろって3回目のPOTWを手にした。

3という数字はカンザスシティ・チーフスのキッカー(K)ハリソン・バッカーにも共通しており、彼はAFCスペシャル・チーム・プレーヤー・オブ・ザ・ウィークを持ち帰った。バッカーはフィールドゴールを3回決め、23対20でロサンゼルス・チャージャーズを下した試合で勝利の決め手となる58ヤードのフィールドゴールを蹴った――なんと2回も。バッカーは53ヤードのキックを決めるも、直前でのプレーでチームがペナルティを取られ無効に。5ヤードが追加された58ヤードも決めるがタイムアウトによってまたしても無効となる。そして2回目の58ヤードキックを決めて3点を追加し、勝利をもたらした。試合序盤にも58ヤードのキックと30ヤードのキックを放っているが、後者は規定時間内にプレーが終わらず延長戦へと突入する。スーパーボウルチャンピオンも経験しているバッカーにはこれで4回目のPOTWが与えられる。

NFCディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・ウイークはロサンゼルス・ラムズのLBであるマイカ・カイザーに贈られた。日曜日のフィラデルフィア・イーグルス戦をけん引し、37対19で快勝を収めている。第2週の成績でカイザーはタックル16回とおまけのようなパスディフェンスとフォースドファンブルを1回ずつ決めて全ての選手のトップに立った。タックルの大記録とともに、カイザーは初のPOTWを獲得した。

日曜日のシアトル・シーホークス対ニューイングランド・ペイトリオッツ戦では華やかなプレーの影にかすんでしまったとはいえ、35対30で勝利を挙げたシーホークスのパンター(P)マイケル・ディクソンは目を見張るような活躍を見せ、NFCスペシャルチームズ・プレーヤー・オブ・ザ・ウイークに選ばれた。ディクソンは4回のパントで平均50ヤードという驚異的な数字を記録し、4回とも自陣の20ヤードまでボールを蹴り返し、最長は63ヤードをマークしている。

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