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QBフォールズがベアーズを勝利へ導くも、ナギーHCは先発QBについて沈黙

2020年09月28日(月) 11:51


シカゴ・ベアーズのニック・フォールズ【AP Photo/Brynn Anderson】

シカゴ・ベアーズが試合中にクオーターバック(QB)をミッチェル・トゥルビスキーからニック・フォールズに替えるまでそう時間はかからなかった。残る問題は、現地27日(日)のアトランタ・ファルコンズ戦でベアーズを劇的な逆転勝利へと導いたフォールズが、今後どれくらいプレーさせてもらえるかだ。

フォールズは後半で3つのタッチダウンパスを成功させ、16点差をひっくり返して30対26で勝ち星をつかんだ。第3クオーターでトゥルビスキーがインターセプトされた直後に、フォールズが替わりにフィールドに立っている。

ベアーズのヘッドコーチ(HC)マット・ナギーは「時には直感的にやるべきで、あの時はそういうタイミングだと思えた」と試合後に記者たちに話している。

フォールズの英雄ぶりとトゥルビスキーの苦戦にもかかわらず、ナギーHCは今後の先発QBについては口をつぐみ、「今夜はこの勝利の余韻に浸りたい」とコメントした。

ワイドレシーバー(WR)アレン・ロビンソンへのパスをいくつか成功させた他は、ファルコンズに対して苦しんだトゥルビスキー。22回中13回のパスで128ヤードをマークし、タッチダウンパスを1回決めている。この日最後となった前述のインターセプトされたパスでは、ディフェンスのカバーを読み違えたのか、ファルコンズのコーナーバック(CB)ブリディ・レアーウィルソンに向けてボールを放っている。

交替で出場したフォールズはすぐにベアーズのオフェンスを立て直す。タイトエンド(TE)ジミー・グラハムにボールをつないで最初のタッチダウンパスを決め、ファルコンズとの点差を10点まで縮めた。その後、ロビンソンに見事なパスを決めて26対23とすると、WRアンソニー・ミラーに28ヤードのパスをつなぎ、勝ち越し点を奪うタッチダウンを決めて逆転劇を締めくくった。

先発QB争いの好敵手として今オフ中にベアーズに入団したフォールズを相手に、トゥルビスキーはトレーニングキャンプ中の競争を制したが、余裕のないまま2020年シーズンの開幕を迎える。

トゥルビスキーはベアーズに2勝0敗のリードをもたらし、そのうちの1つはデトロイト・ライオンズと対戦した開幕戦での逆転勝利だ。それでもベアーズのオフェンスは今月いま一つ勢いに欠け、日曜日はトゥルビスキーの限界が露呈する形となった。

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