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シーホークスQBウィルソンが開幕3戦のタッチダウン記録を更新

2020年09月28日(月) 11:32

シアトル・シーホークスのラッセル・ウィルソン【AP Photo/Elaine Thompson】

シアトル・シーホークスのクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンが開幕からの3週間を通じて信じられないほどの――実際、歴史的な――パフォーマンスを見せている。

ダラス・カウボーイズに38対31で勝利した現地27日(日)の試合で、ウィルソンはタッチダウンパス5回を決めており、今季の数字としては14回に到達。これは2018年にパトリック・マホームズがマークした13回という記録を超えている。また、チームの開幕からの3戦すべてで4回以上のタッチダウンパスを決めたNFL史上初めての選手となっている。

シーホークスのヘッドコーチ(HC)であるピート・キャロルは日曜日に白星を挙げた後、「ラッセルはただやっているだけだ。われわれはただ、素晴らしいフットボール選手が自分のベストを尽くす姿を見ている」と述べた。

オフシーズンの間、ウィルソンに関する議論の中心にあったのは一つの重要な疑問だった。すなわち、シーホークスはウィルソンの手にボールをゆだね、プレーメークさせるのか、という点だ。

3試合を通じて、その答えは明確なイエスだった。ウィルソンは名QBであることを証明している。シーズン第3週を迎えるにあたってパス成功率をリードしていたのはウィルソン(92.5%)で、タッチダウンパス(9回)とパサーレーティング(140.0)もトップの数字だ。日曜日にはパス40回中27回成功、315ヤード、タッチダウン5回という成績を残したのに加え、またもインターセプトのない一日を過ごしている。

ウィルソンは昨シーズンにもMVP級の活躍を示していたが、実際に賞を手にしたのはボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソンだった。そんな2019年は決してまぐれではなく、ウィルソンはさらなる勢いで――歴史上誰よりも素晴らしい勢いで――新たなシーズンのスタートを切り、シーホークスに3勝0敗という結果をもたらしている。

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