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チーフス戦でキャリア最低パスヤードにとどまったレイブンズQBジャクソン

2020年09月29日(火) 16:31

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【AP Photo/Terrance Williams】

ボルティモア・レイブンズのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンは時に、フットボールフィールドに降り立ったスーパーヒーローであるかのようだった。しかしながら、QBパトリック・マホームズならびにカンザスシティ・チーフスと対戦した際は、土壇場での救出劇が果たせずに終わっている。

マンデーナイトフットボールでスーパーボウル王者との注目の一戦に挑んだジャクソンには、ハーフタイムまでについた差をひっくり返すというタスクが課されていた。

これまでにジャクソンがこういった状況に直面してきた中の9試合で、レイブンズは勝利に届かなかった。ほとんど止めることが不可能に見えるチーフスを相手に、レイブンズは再び勢いを失い、ジャクソンはキャリア最低の97パスヤード(28回中15回成功)に沈んだ。ジャクソンがマホームズとその仲間たちに敗れるのはこれで3戦連続になる。

チーフスはレイブンズの“クリプトナイト”(“スーパーマン”の力を吸い取る弱点)だと表現したジャクソンは、「後半はいつも言っているように、常に変なタイミングで始まる感じだ。そこにいって、自分たちがどうスタートしたかを締めくくらなきゃならない。どういうわけか、彼らに対してはいつもうまくいかない。とにかく引き締めて、もっとうまくプレーしなきゃな。それだけさ」と試合後に話した。

ヘッドコーチ(HC)のジョン・ハーボーは「3年さかのぼろうというなら、彼らは3ゲームすべてでわれわれに勝っていた。われわれは今日、うまくプレーしていなかった。彼らはわれわれを破った。彼らはわれわれを上回った。彼らのゲームプランが勝っていた。単純に、彼らはわれわれを倒したんだ」と語る。

「今夜はそういう話だったということだ。だが、大きな図については、私には分からない。彼らの方が優れていたのは明らかで、現時点では彼らの方が優秀なフットボールチームだ。この試合から、今ここで学ぶことがたくさんある」

次の日曜日にはワシントン・フットボール・チームとの試合が組まれているものの、この敗北はレイブンズに数日間は影響しそうだ。チャンスが去ってしまった今、ジャクソンのリベンジの機会はプレーオフまで来ない。当然、そこまでにもまだ長い道のりがある。

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