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第5週の最優秀選手はカーディナルスQBマレー、スティーラーズWRクレイプールら

2020年10月15日(木) 12:28

アリゾナ・カーディナルスのカイラー・マレー【AP Photo/Frank Franklin II】

アリゾナ・カーディナルスのクオーターバック(QB)カイラー・マレーは間違いなくルーキーとしてインパクトを残す術を知っている。それはマレーが2019年攻撃部門新人賞を受けたことからも明らかだ。

センセーショナルな新人と共に第5週の最優秀選手賞を受けるのも、そんなマレーにふさわしい。

マレーがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)攻撃部門最優秀選手賞を受ける傍ら、ピッツバーグ・スティーラーズのワイドレシーバー(WR)チェイス・クレイプールがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)攻撃部門新人賞に輝いている。

クレイプールは去る日曜日にスティーラーズがフィラデルフィア・イーグルスを38対29で下した試合で、センセーショナルな活躍を見せていた。ランによる1回とキャッチによる3回の計4回のタッチダウンを決めたクレイプールは、キャッチ7回と110ヤードという記録で無敗のスティーラーズを支えている。

同じく日曜日にカーディナルスをニューヨーク・ジェッツに対する30対10の勝利に導いたマレーは、パス37回中27回成功(73%)、380ヤード、タッチダウン1回、QBレーティング103.4を記録した。マレーはランでも31ヤードと1得点をマークしている。

もう一人注目を浴びたルーキーがボルティモア・レイブンズのラインバッカー(LB)パトリック・クイーンだ。クイーンは日曜日に実施されたレイブンズ対シンシナティ・ベンガルズ戦で9回のタックルを決めて27対3での勝利をサポート。この活躍によってAFC守備部門最優秀選手賞に選ばれている。クイーンの最大の見せ場は53ヤードのファンブルリカバリーによるタッチダウンだった。クイーンはこの日に2度のファンブルリカバリーの他、フォースドファンブル1回を記録している。

43対17でサンフランシスコ・49ersに完全勝利したマイアミ・ドルフィンズでは、多くの選手が印象的なパフォーマンスを発揮した。特に完璧なプレーを披露したキッカー(K)ジェイソン・サンダースはAFCスペシャルチーム最優秀選手に指名されている。サンダースは4回のエクストラポイントと5回のフィールドゴールのすべてを決めた。フィールドゴールには49ヤードからのものと50ヤードからのものが含まれており、サンダースはこの試合で19得点を挙げている。

NFC守備部門最優秀選手賞を受けたのはおなじみのアーロン・ドナルドだ。ロサンゼルス・ラムズのディフェンシブラインマン(DL)であるドナルドはサック4回、タックル4回、QBヒット3回、フォースドファンブル1回という活躍で、ラムズがワシントン・フットボール・チームを30対10で下すのに一役買っている。

ニューオーリンズ・セインツのキッカー(K)ウィル・ルッツがマンデーナイトの試合の最後に放ったキックは、ロサンゼルス・チャージャーズとの戦いの行方を決定づけた。オーバータイムのこの成功によってセインツは30対27でチャージャーズを退けている。非の打ち所がないプレーを見せたルッツは、フィールドゴールとエクストラポイントのそれぞれ3回ずつの試みを成功させ、NFCスペシャルチーム部門最終週選手賞を受けている。

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