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ビルズのマクダーモットHCがRBベル獲得への関心を認める

2020年10月16日(金) 02:31


ニューヨーク・ジェッツのリビオン・ベル【AP Photo/Wilfredo Lee, File】

ランニングバック(RB)リビオン・ベルのフレッシュなスタートはニューヨーク西部発となるか?

バッファロー・ビルズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットは、チームが2重の脅威を持つRBことベルの獲得に興味を持っていることを認めた。

現地15日(木)、マクダーモットHCは『ESPN』のマルセル・ルイ・ジャックに「いつだってすべての選択肢を検討している。これはその1つに過ぎない」と話した。「われわれのフットボールチームを改善しようとしている。今言えることはそれだけだ」

普段は口が硬いマクダーモットHCにしては興味深いのは、ビルズのベル獲得の可能性についてオープンに話す姿勢を見せている点だ。ビルズは元ニューヨーク・ジェッツ所属のベルの獲得に動いているとうわさされる複数のチームの一つにあたる。

RBデビン・シングルテリーが現在、ビルズのリードバックを務めている。新人のRBザック・モスが今シーズン序盤にその任務を共有していたが、けがにより過去3試合を欠場。シングルテリーは今シーズンこれまでにキャリー61回と238ランヤード、そしてランによるタッチダウン1回をマークしてビルズをリードするとともに、17回のパスキャッチで122ヤードもマークしている。

2020年のビルズのランニングゲームは標準以下だ。NFLのランヤードランキングでビルズは27位に位置し、469ヤードを記録。そのうちの101ヤードはクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンによるもので、1試合あたりのランヤードは93.8ヤードで28位、ラン1回あたりでは3.8ヤードで26位タイとなっている。ベルのようなデュアルスレットの選手を追加することによって、こう着状態のランゲームを活性化させられるかもしれない。

ベルはけがによって2020年シーズンは2試合しか出場しておらず、キャリー19回で74ランヤード、レシーブ3回で39ヤードの成績を残している。

ジェッツは今週初め、ベルとチームの間で不和が生じる中で彼を放出した。

2018年シーズン欠場以降、ジェッツにおける17試合でのベルはひどく一貫性がなく、1キャリー平均は3.3ヤードだった。28歳のベルは突撃力を欠いており、アダム・ゲイズHCが敷くオフェンスに決して適合しなかった。ビルズのような新天地では彼の古き才能が開花するかもしれない。

ビルズへの加入によってベルはバックフィールド上の主要なパスキャッチャーとなりうる。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区の最後方で過去1年強を過ごした彼はまた、タイトル挑戦者に名を連ねることにもなるだろう。

【SC】