ニュース

けがを抱えて出場したブラウンズQBメイフィールドを擁護するステファンスキーHC

2020年10月20日(火) 17:33


クリーブランド・ブラウンズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Gene J. Puskar】

クリーブランド・ブラウンズのクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドは、けがを抱えながら現地18日(日)の試合でピッツバーグ・スティーラーズと戦い、惨敗した。けがの影響は38対7という悲惨なスコアが物語っている。

メイフィールドのけがの程度は分かっていない。だがプレーできると判断されたことは、ディビジョン内の重要な試合に彼をフィールドに送り出す決断を下すのには十分だったと、ブラウンズのヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーは月曜日に記者たちに話している。

しかし、結果はまったく理想的ではなかった。この日メイフィールドはパス18回中10回成功、119ヤード、タッチダウン1回、見苦しいインターセプト2回(うち1回はフリーセーフティのミンカ・フィッツパトリックにリターンタッチダウンを決められている)をマークし、どう見ても本調子とは言えない状態だった。上半身が明らかにこわばっていたのもしかり、ポケット内での物おじした態度もしかり、日曜日のメイフィールドはベストなコンディションからはかけ離れた姿だったといえる。本当に出るべきだったのかと聞きたくなるくらいに。

これに対してステファンスキーHCは次のように答えた。

「もっともな質問だ。だが彼はクリアされていた。今週は明らかに痛みがあったが、良くなったんだ。彼がしっかり戦えるようにするのは私の責任であり、われわれのパフォーマンスにかかっていたが、それを十分にできなかった。彼はリハビリの進み具合だけでプレーできるかどうかを先週に判断して、日曜日の試合でチームメイトと共に戦えるよう必死だった」

スティーラーズはメイフィールドの不調をフルに活用した。あらゆる方向からディフェンスを仕かけ、その結果、メイフィールドが22回投げたドロップバックでのパスの50%に対してプレッシャーをかけることに成功し、合計で13回のヒットを決めている。続投は難しいと判断するや、ステファンスキーHCはバックアップのケイス・キーナムと交代させた。

総じてブラウンズにとっては最悪の1日だった。

「これまでに勝った試合でやれていたことが色々と出せていなかった」ステファンスキーHCは話している。「いいチームを相手に全力を出せないと、勝利は手にできない」

第7週に対戦するシンシナティ・ベンガルズがまだ1勝しかしていないことを考えると、メイフィールドを控えさせるのがブラウンズにとって賢明な選択のように思えるが、ステファンスキーHCはそのようなシナリオを想定していないようだ。次の試合にメイフィールドがプレーできることを期待していると述べている。

この悪夢のようなピッツバーグでの日曜日よりはまともな姿を見せてくれるかは、この目で確かめるしかない。

【R】