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レイブンズがWRブライアントと練習生契約を予定

2020年10月23日(金) 08:31

デズ・ブライアント【AP Photo/Ron Jenkins】

ボルティモア・レイブンズはフリーエージェントのワイドレシーバー(WR)デズ・ブライアントとの2度目のワークアウトを予定しており、今回の計画では契約締結を目指している。

情報筋の話を元に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地22日(木)に報じたところによると、ワークアウトがうまくいき、身体検査に問題がなければ、レイブンズはブライアントと練習生契約を結ぶつもりだという。

ブライアントは8月にもレイブンズとワークアウトを行なったが、契約には至らなかった。今週こそは実りがあることを願うばかりだ。

元ダラス・カウボーイズのオールプロ選手であるブライアントは2017年以来、レギュラーシーズンのスナップでプレーしていない。2018年春にカウボーイズから放出されたブライアントは、2018年11月にニューオーリンズ・セインツと1年契約を締結したが、その2日後にアキレス腱を断裂し、あっけなくシーズンを終えた。

ブライアントは2020年シーズン復帰を願って2019年シーズンを見送っていた。

31歳のブライアントに引退の意向はなく、ダラス・フォートワース地域でワークアウトを重ねており、このオフシーズンにはクオーターバック(QB)ダック・プレスコット(ダラス・カウボーイズ)やQBパトリック・マホームズ(カンザスシティ・チーフス)からパスを受けていた。

レイブンズはオフシーズンからベテランのレシーバーを物色しているが、とりあえずはシーズンが始まる中で若手選手の動向を見極めることにしていた。これまでのところ、レイブンズのパスゲームは6試合を通じてずさんだ。レイブンズのWRを率いるマーキス・ブラウンがレシーブ26回で376ヤードを稼ぎ、タッチダウンを1回決めている。次いでWRウイリー・スニードがレシーブ11回で139ヤードをマークしている。

健康状態が良ければ、ブライアントはレイブンズがプレーオフを目指すにあたり、QBラマー・ジャクソンにベテランのポゼッションレシーバーを提供しつつ、スピードのあるブラウンと組むことができる。

前回フィールドで目撃したブライアントの足は最速とは言えず、2018年にはディフェンシブバックを引き離すのに苦労していた。長期間にわたる失業の評価はレイブンズでの役割によって究明される。

現在のところ、ブライアントは今週のレイブンズのバイウイークに練習生として落ち着きそうだ。

【SC】