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第7週のチーフス戦で“ダース・ベイダー”役を担うブロンコスQBロック

2020年10月23日(金) 09:28


デンバー・ブロンコスのドリュー・ロック【AP Photo/Steven Senne】

デンバー・ブロンコスのクオーターバック(QB)ドリュー・ロックはミズーリ州でカンザスシティ・チーフスファンとして育ち、日曜日には家族でアローヘッド・スタジアムを訪れて大好きなチーフスを応援することもあった。

AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区対決としてブロンコスがチーフスを迎え撃つサンデーゲームで、ロックの家族はこれまで着ていた赤いユニフォームを、ロックを応援するためにオレンジ色のブロンコスのものへと取り替える。

「僕の22年間の人生は忘れ難いよ。僕はまだ23歳だからね」とロックはチームの公式ウェブサイトにコメントしている。「カンザスシティを離れてまだ1年目だ。誰にだって故郷の思い出はあるし、これは“両親がついにカンザスシティを離れて試合を観に来る”というような感覚なんだ。だからといっていつもと違うプレーをするわけでも、今週の試合でプレーすることに特段興奮するわけでもない。そういう風にはならない。毎週毎試合いつも高揚感を持って臨むべきだから」

「クールなことだとは言えるかな。ダース・ベイダーのマスクをかぶってジェダイから遠ざかってダークサイドの世界とも言えるデンバーに来られたことはクールだよ。そういう男を演じるのが好きなんだ。そういう男になって日曜日の試合で勝利して、ライバル関係を築き始められることを願っている」

ロックは先週、けがから復帰し、ニューイングランド・ペイトリオッツ戦での勝利に貢献した。決して安定して素晴らしかったわけではないが、ブロンコスは勝利を獲得するために両20ヤードラインの間でボールを動かすことができた。スター級のチーフス攻撃陣と対戦するにあたり、ロックは先週の内容を改善し、フィールドゴールをタッチダウンへと変貌させる必要がある。

ロックは、2004年に22歳だったベン・ロスリスバーガーに並び、ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックとアンディ・リードのチームを立て続けの週に下す2人目の25歳以下のQB選手になるかもしれない。

サンデーゲームはブロンコスがプレーオフレースに復帰するための大事な1戦となる。0勝3敗から3勝3敗まで持ち直したことにより、才能に満ち溢れたブロンコスの若手集団は闘争へと一歩駒を進めるだろう。たとえ5勝1敗のチーフスに敗れたとしてもブロンコスはこのまま急上昇を続ける。

「測定の目安としてはこれが地区戦であるということだ」とロックは話す。「この意味は大きい。ブロンコスカントリーの中心部から見ると、その意味はさらに大きくなる。カンザスシティ・チーフス戦ときた。僕の心の中から覗いてみてもかなり大きな意味を持つかもしれない。カンザスシティは僕の故郷であると同時に、僕のプレーは変えることはできない。いつも通りの試合だ。(僕は)読みを行って、得点を稼ぐためにフィールドでプッシュする。いつも通りの週だよ。いつも通りの準備をして、ものすごくハードに、そしていつもの日曜日と同じように試合に臨む」

ブロンコスは、2015年にQBペイトン・マニング率いるブロンコスがシーズン第2週にチーフスに勝利して以来、9試合連続でチーフスに敗北を喫している。

【SC】